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社長交代の年。謙虚な姿勢は貫徹されていく

(たけだ・おさむ)1955年生まれ。筑波大学卒業。85年札幌第一興産入社、取締役就任。いち早く事業の近代化を進める。常務、副社長を経て97年社長就任。

武田 治氏 札幌第一興産社長

 石油・石炭・LPGの安定供給が使命。20年は旅客機のジェット燃料事業に参入した。
「業界で働き始めたときからの私の夢でした。会社の歴史の1コマとして残るでしょう」
 コロナ禍で全道も大きな影響を受ける。そんな中、巣ごもり需要もあり、事業は堅調に推移した。
「勝ちすぎてはいけない。反対に負けすぎてもいけない。バランスを保つことが大切」
 この謙虚な姿勢が長く顧客に支持されてきた理由だ。
「儲けたら社会に還元する」を具現化し、一時不足していたマスクを自治体や医療施設、取引先などに寄贈、自身も感染拡大防止のため、取材時もマスク着用を貫徹した。
 21年は以前から公言していた社長交代の年。自身は代表権を残したまま会長職に。
「いいか、悪いかで判断する。儲かるか、儲からないかでは判断しない。この経営方針は貫徹されていくでしょう」