経産省から認定。誰もが主役の高齢社会を目指す

浅沼 静華氏 らくらホールディングス社長
〝粋に、生きる世界へ〟をビジョンに、包括的なシニア向け事業を展開。運営する高齢者施設では、20年2月から国が定める感染防止策よりも厳格な独自の対策を制定した。
「感染対策は最新の手法などを常に更新し、万全を期した上で、ご家族さまとの面会制限を設けなかった」と入居者と家族の心情に配慮。11月末までに感染者は出ていない。
6月には配食事業が、経済産業省の「事業継続力強化計画」に認定。需要増大に応えるため、11月にセントラルキッチンを一新。これまでの真空パック食品から道産素材の冷凍食品へシフトした。長期保存や配送時の温度管理が容易となり、21年3月からは販売エリアを拡大、1日4000食を提供する計画だ。
「21年は若手社員を中心とした新しい形の施設運営や、次代を担う人材育成に努める。年齢を重ねても誰もが主役になれる高齢社会を目指します」