ほっかいどうデータベース

アイドウ

アクリル板(奥)と再生プラスチックを使用したボード

意匠性抜群のオーダーメードパネルで既製品と差別化

 新型コロナウイルスの感染予防策として、オフィスや店舗などでは飛沫防止のビニールやパネルが設置されている。ただ、即席で用意したものが多く、サイズもバラバラ、大き過ぎたり小さ過ぎるといったケースも見受けられる。
〝ウィズコロナ〟が現実味を帯びている昨今、オフィスや店舗に合った飛沫防止ボードを設置しなおす動きが出始めている。
 札幌のプラスチック加工会社「アイドウ」は、自社工場でフルオーダーメードの「飛沫防止透明ボード」を制作、販売。道内コンビニ大手のセコマをはじめ、北洋銀行や郵便局、自動車ディーラーなどにも納入実績がある。
 全国的にアクリル板の在庫が底を尽いた今年4月に、商社から声がかかったのがきっかけ。アクリルの代替としてペットボトルを再生したプラスチックに着目。これまで培ったプラスチック加工技術を応用し、要請を受けたその日に自社工場で飛沫防止パネルの試作品を完成させた。こうした迅速な対応で商社からの信頼も得ている。
 現在、顧客の予算やニーズに応じて、安定供給されるようになったアクリル板と安価な再生プラスチックの2つの飛沫防止透明ボードを製造。アクリル板は切断面を研磨して炙ることで独特の艶を出すほか、パネルの角はしっかり削って安全面にも配慮。ベテランの職人が反り・ゆがみもしっかりチェックするなど、品質は極めて高い。
 飛沫防止透明ボードをフルオーダーで制作できる会社は少なく、意匠性にこだわる飲食店や観光施設などからの依頼も増えている。
 また、人気の「ライティングパネル」はパネルにルーター彫刻といわれる特殊加工を施し、刻印した文字やロゴをLEDで浮かび上がらせるオリジナル商品。美容室やカフェといった洗練された空間にはマッチしにくい飛沫防止パネルを、デザイン性の高い装飾品として提案している。

LEDでデザイン性を高めた「ライティングパネル」。さまざまなカラーに対応する
金田日悟社長
自社工場ではベテラン職人が細部までこだわって加工