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堀江電気

電気設備工事の様子。女性社員も多く活躍中だ

電気設備工事を中核に新事業へ参入

〝町の電気屋〟として1953年に日高町で創業した「堀江電気」。当初の社名は堀江電気商会だったが96年に現社名に変更。堀江直人社長は3代目だ。電気・通信設備工事や消防施設の工事・点検を主事業としており、2009年には札幌支社を開設。札幌圏、日高地方を中心に事業を展開している。競馬場のレース用照明やスキー場のイルミネーション設置、温泉旅館や公共の電気設備などさまざまな電気工事を担っている。
 長く安定経営を続けている同社だが、その大きな要因の1つが人材育成だ。「従業員全員が経営者の立場になって、日々の仕事に従事してほしい。技術を高めることも必要だが、社員それぞれが会社全体を考えられることが大切」と堀江直人社長。2年前から外部講師を招き、定期的に企業経営や財務・会計の社員向けのセミナーを開催。2日間にわたって企業経営の基礎を習得する。現在では他社の経営者と社員も参加するほど好評で成果を上げている。こうしたセミナーの効果もあり、同社は業界でも珍しく女性の技術者も複数在籍している。
 また、堀江社長の「北海道の良さをもっと海外へ発信したい」という思いから、今年9月にはインバウンド事業をメーンとした新会社「セロインターナショナル」(本社・札幌市)を設立した。国外の旅行会社と提携し、道内ツアーのバスやホテルの手配、ルートの決定などを請け負っている。現在は韓国、台湾、タイの3カ国が対象だが、今後はインド、ロシアなどに拡大する計画。来年には沖縄ツアーへの進出も視野に入れている。
 さらに、地元振興にも力を入れている。今春には地元日高町へ寄付をおこない、地元のスポーツ少年団へとおくられた。これには「スポーツを通して無限の可能性がある子供達の力になりたい」という堀江社長の願いが込められており、この取り組みは今後も続けていく予定。
「北海道、特に日高地方の良さをもっと海外の人に知ってもらうためにも、インバウンド事業は今後も拡大していく。地域を支える企業として、日高の発展に貢献していきたい」と堀江社長。

外部から講師を招いてのセミナー。2日間にわたり開催され、企業経営の基礎を取得する
インバウンド事業では多数の外国人が日々奮闘している
堀江直人社長