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セコマ

工場内で安藤保彦北海道経済産業局長、土屋俊亮副知事、加藤龍幸石狩市長に説明する丸谷智保会長(左)

セコマサプライチェーン製造の純国産マスク

 セコマでは原材料の生産、仕入れへのこだわりを込めたRB(リテールブランド)商品と呼ぶ自社開発商品をリリースしてきた。牛乳、ソフトドリンク、アルコール、即席めん、惣菜、弁当、冷凍食品、パンやアイス、お菓子まで多種多様。開発力は食品だけにとどまらない。9月18日、食品以外では初めて製造から手掛ける「Secoma肌ざわり、なめらか国産不織布マスク」を発売した。
 市場では海外製品を中心としたマスク供給が安定してきた。一方で、今後も長く続くウィズコロナ時代を踏まえ、使い心地が良い国産マスクへの需要が増している。
 同社が開発したマスクは不織布、耳ひも、ノーズフィッターまでオール国産。「フワフワで肌触りがいい」「呼吸がしやすく、長時間付けても苦しくない」という意見が続出している。
 使い心地もさることながら、その価格も驚きだ。7枚入り258円(税別)は国産マスクとしては格安。原材料や部品の調達から製造・生産管理・販売・配送までを担うサプライチェーンを実践する同社ならではの商品だ。
 丸谷智保会長は「グループ従業員のモニター調査を経て製品化した。付け心地はソフトで出来栄えもすこぶる良い。値段にも満足している。また、道内に生産拠点があれば災害時でも本州に頼ることなくマスクを確保できる」と手応えを感じている。
 7月17日には、経済産業省の「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」に採択された。これを受け石狩市に工場を新設。グループ会社の北石エンジニアリングが常時10人を超える体制で、1日3万枚、月間100万枚を生産している。各店舗で品薄が続いているが、これも人気の表れだ。
 9月25日の視察時に安藤保彦局長は「数カ月という短期間で販売までこぎつけてくれてありがたい」と語った。開発に際しては道、石狩市の協力も得たことで、短期間かつ低価格の国産マスク発売が実現した。

「Secoma肌ざわり、なめらか 国産不織布マスク」は7枚入り258円(税別)
石狩市花川にマスク工場を新設。商品はセイコーマート全店およびグループ各店で販売中