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独立行政法人 国立病院機構函館病院

重心障害病棟が完成。総合的な医療機関としてチーム医療を実践

 全国に141(道内は6カ所)ある独立行政法人国立病院機構(本部・東京都目黒区)の1つである「国立病院機構函館病院」。
 国が整備を進めるがん診療連携拠点病院として2016年に「北海道がん診療連携指定病院」に指定。一般診療はもちろんのこと、渡島管内における在宅がん医療や緩和ケア、相談支援など一層の充実を図っている。
 昨年から国立病院機構の再編成で、八雲病院から機能移転のために進められていた「重症心身障害者病棟」(60床)の工事が6月に終了。すでに受け入れを想定したシミュレーションや設備機能の点検を終えており、8月18日から患者の移送が始まる。
 これにより、現在の治療分野であるがん疾患や循環器疾患、消化器疾患、呼吸器疾患のほかに重症心身障害が加わり、専門的な医療、臨床研究、教育研修など、総合的な機能を加えた医療機関となる。
 一般診療では、7月から新たに「形成外科」を開設。切り傷や擦り傷をはじめ、顔面骨骨折、眼窩底骨折、熱傷、ケロイド、切断指の治療まで対応する。外傷による腫れの軽減や治癒過程を早めるために「高気圧酸素治療装置」を導入。新しく着任した女性医師でJATEC(外傷初期診療)インストラクターの資格を持つ登有紀医師が担当する。
 また、予防医療として胃カメラ検査が標準メニューに組み込まれた「人間ドック」が好評。コースは日帰りと泊りの3コースがあり、他にオプションを含めたコースもある。
 胃がんの原因とされるピロリ菌の除菌に関する啓蒙活動で講演の依頼も多い加藤元嗣院長は「当院のドックは看護師のコンシェルジュが検査終了までご案内します。待ち時間も少なく、安心して受診できるとアンケートでも高評価をいただいています」と語る。
 チーム医療では、院内で月に1~2回の頻度で「合同教育講座」を開催。回数はすでに160回(6月29日現在)を数える。毎回テーマを決めて著名なドクターなどを招いてのセミナーを開催。院内のドクターをはじめ、看護師、薬剤師、検査技師、栄養士、事務職員が参加。最新の医療情報を共有して日々の治療に役立てている。

診療科目

呼吸器科、循環器科、外科、消化器科、心臓血管外科、泌尿器科、放射線科、麻酔科、病理診断科、皮膚科、臨床検査科、総合診療科、緩和ケア科、歯科口腔外科、形成外科、婦人科、整形外科、眼科

診療時間

月~金 8:30~11:30 13:00~15:30

休診日

土曜・日曜・祝日・年末年始
※随時受付「ピロリ菌出前講演会」「乳がん出前講演会」「肺がん出前講演会」

湯の川温泉にほど近い閑静な住宅街に立地
加藤元嗣院長
完成した重症心身障害者病棟