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医療法人社団くわのみ会 桑園整形外科

腰部脊柱管狭窄症

対話で腰痛の原因を究明。丁寧な説明で治療成果向上

 コロナウイルスの影響で、多くの人がステイホームや在宅勤務を強いられている。その結果が運動不足、肥満を招き、さらにはコロナ鬱という精神的不安をもたらしている。実は腰痛もその症状の1つだ。
 検査では異常がないケースも多く、明確な治療法が見つからないまま、つらい日々を過ごしている人も多い。
 そんな人に訪れてほしいのが「桑園整形外科」。本間信吾名誉院長は、30年近く市立札幌病院で部長として活躍したベテラン整形外科医。腰痛及び脊椎疾患に特化した治療をおこなっている。
「腰痛にはさまざまな種類があります。最初に患者さんとその家族からしっかり話を聞き、症状を把握してからレントゲンなどの画像診断をおこないます。すべての痛みが画像に出てくるわけではありません。患者さんが訴える痛みを理解し、原因を丁寧に説明する。精神的な弱みや思い込みが解消されることで、治療成果も上がります」と語る。 
 とはいえ、医師との対話が苦手だったり、本音を言えない人も少なくない。
「患者さんから見れば医師は強い立場に映っていると思います。医師が強く主張すれば患者はうなずいてしまうもの。だからこそ医師は謙虚に丁寧に説明し、患者さんもどんどん質問して納得して治療に臨むことが重要です」
 近年、患者が増加している腰部脊柱菅狭窄症も得意分野の1つ。変形脊椎症が悪化し、脊柱管が狭くなった状態を指す疾患で、腰痛に加えて足のしびれや痛みも出てくる。長い時間歩き続けられないため、歩行と休息を繰り返し、時には下肢のしびれも感じる。
「運動療法や生活動作指導、神経ブロック療法などで大半の症状は改善されます。運動療法の中でも膝を曲げ、上肢を伸ばしておこなう腹筋体操は特に重要です。ロコモ体操と合わせ体幹を鍛えるなど体操も頑張ってほしい、手術は強い痛みが続く場合の最終手段です。コロナ禍で不安の多い日々ですが、腰下肢痛のある場合は受診控えをせず、正確な診断を受けることが重要であり、気軽に相談してほしい」と呼びかける。

本間 信吾名誉院長
ほんま・しんご/1971年北海道大学医学部卒業。同大整形外科入局。79年米国アイオワ大学留学(脊椎バイオメカニクス)。80年市立札幌病院整形外科部長を経て、2009年桑園整形外科副院長に就任。11年医療法人社団くわのみ会名誉院長に就任。日本整形外科学会認定整形外科専門医。
脊柱管が狭くなった腰部脊柱管狭窄症のレントゲン図
腹筋体操は最後まで起きずにこの位置でキープする