ほっかいどうデータベース

青木内科クリニック

糖尿病

患者も納得して通院。数値管理を軸にした糖尿病治療に定評

 コロナ禍で受診控えをする糖尿病患者が多いといわれる中、青木内科クリニックの青木伸院長は「ほとんど影響がない」と言う。青木院長の徹底した数値管理による治療を受けることで、同院の糖尿病患者たちが通院の重要性を理解しているということだ。
 数値の中でも最も重要視するのはHbA1c。「HbA1cの値が6・5%以上で糖尿病と診断します。治療中は6・8%以下であればコントロールできていると判断しています」と青木院長。患者のHbA1cは初診平均8・2%。これを治療3カ月後には平均6・6%まで下げる。
 合併症がある患者の場合は「糖尿病を合併した高血圧の患者、腎臓病を併発した患者の治療目標値は家庭血圧で125/75㎜ Hg以下。脂質異常症の治療目標値は、悪玉LDL―コレステロールが120㎎/dl以下。糖尿病に腎障害・メタボリックシンドローム・狭心症などを合併した場合は、LDL―コレステロール70㎎/dl以下」(青木院長)となっている。
 新薬も積極的に使っている。
「飲み薬のDPP―4阻害薬は、高血糖時にだけ膵臓からインスリンを分泌させ、正常血糖へ下げます。低血糖を起こさず治療でき、HbA1cを1・0%前後下げます」とし、同じ系統の注射薬であるGLP―1受容体作動薬は「個人差はありますが、5~20㌔の大幅な体重低下が期待できます。血糖を正常化させ、HbA1cを1・6%前後下げられます。インスリンの分泌を弱らせない良い作用も持ち合わせています」とわかりやすく説明する。
 SGLT2阻害薬は、血糖値を下げ、体重を減らすうえに心血管系の心不全の出現を抑える。糖尿病の代表的な合併症であり、人工透析に至る原因疾患第1位の糖尿病腎症を良くする働きがあるという。
「糖尿病罹病期間が10年以上の人は、特に合併症に気をつけてください。血糖の良好な管理と適切な高血圧管理が予防につながります」と青木院長はアドバイスする。

青木 伸院長
あおき・しん/1972年北海道大学医学部卒業。同大付属病院内科医員、斗南病院内科、札幌社会保険総合病院内科部長を経て、2000年に開院。日本糖尿病学会認定糖尿病専門医。
HbA1cの測定結果が即日わかる「HPLC」を完備
青木院長をサポートするスタッフも優秀な人材が揃っている