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桑園むねやす眼科

加齢黄斑変性

眼疾患に対するベストな選択を患者とともに考える

「網膜の病気や視神経が損傷する緑内障は、治療が遅れると視力が著しく低下し、取り返しがつかなくなります」と話すのは竹田宗泰院長。
 網膜疾患を専門とし、加齢黄斑変性や糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞などの治療に豊富な実績を誇る。これらには抗VEG薬を用いた硝子体注射やレーザー光凝固術、光線力学療法(PDT)を組み合わせて対応。2019年は硝子体手術36例、レーザー光凝固術149例、硝子体注射1158例を実施するなど、患者のQOL向上に尽力している。
「最大限の視力回復を目指すことが眼科医の使命。しかし、現実にはベストな選択は患者によって違います。現在の年齢や職業はもとより、例えば裁縫など細かな作業が必要な趣味があるのか、運転をするのか、それぞれのライフスタイルで本当に必要な視力は異なります。経済的理由から頻繁な通院が困難な場合もあるでしょう。治療方針という型に患者をはめ込むのではなく、患者の置かれている実情に応じて治療方針を決めています」
 コロナ禍による受診控えにも一定の理解を示す。

「加齢黄斑変性のセルフチェックとして、アムスラーチャートを活用してください。中心部の黒い点を片目ずつ見て、歪みや、欠け、中心が見えないといった場合は精密検査を」と竹田院長は呼びかける。
 また、まぶた・涙および緑内障については田村唯副院長の守備範囲だ。
「涙目は眼球や網膜、涙道などの状態を見極め、適切な治療をおこなうことで改善することが多い。治る病気であることを知ってほしい」と田村副院長は語る。
 一方、緑内障は視野が徐々に狭くなる病気で、自覚するころにはかなり進行しているケースが多い。そのため「40歳を過ぎたら定期的な検診を」と訴える。視野を元に戻すことは困難だが、視野を維持すべく適切な病状管理を徹底している。

竹田 宗泰院長
たけだ・むねやす/札幌医科大学卒業。同大准教授、市立札幌病院眼科部長を経て、2010年4月開院。日本眼科学会認定眼科専門医。
硝子体手術のほか白内障手術なども実施
セルフチェックができるアムスラーチャート
田村唯副院長