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公益財団法人 北海道中央霊園

ペット合同墓「ソメイル・エテルネル」

要望に応え、ペットも一緒に眠れるお墓を開園

三笠市の郊外にある「北海道中央霊園」は、北海道庁の認可を受けた公園霊園。札幌都心から道央自動車道の札幌インター経由で約40分。三笠インター下車約5分の好立地にある。アクセスの良さから墓地利用者の79%が札幌市民。お盆期間でも渋滞が少ないのも特徴だ。

近年は、少子化高齢化や核家族化などに対応した墓地や埋葬プランを提案。中でも、好調なのが樹木葬「フォーエバー」だ。

長方形の埋葬スペースを用意し、地面から70㌢の高さに石の墓標を置き、遺骨はその下にあるカロート(遺骨の埋葬スペース)に永久埋葬される。周囲にはサクラの木などを植樹している。他人と合葬されることのない個別埋葬方式で、1人用、2~3人用、4~5人用の3タイプを用意。契約件数は3000件を越えるが、このうち約7割が生前予約者だ。

また、利用者から要望を受け、ペット専用プランも提供している。

愛するペットと共に永眠できる「ペットと一緒に入れる樹木葬」は、カロートにペットの遺骨も入れることができる道内初のプラン。石のプレートに名前を刻み、周囲に木々が並ぶ樹木葬の新形態だ。料金は2~3体用と4~5体用の2タイプがあり、価格は14万6000円~32万円で、ペットの写真やメッセージなどの入ったメモリアルプレートや納骨代金、管理費用が料金に含まれ、追加費用は一切かからない。

ペットの合同墓「ソメイル・エテルネル」は、100平方㍍の敷地に高さ2.5㍍、幅1.5㍍、奥行き1.8㍍の御影石製の墓を設置。料金は1体5500円(税込み)と低価格な設定。個人墓を建墓している契約者は無料で利用できる。

また、コンパクトサイズの「スマート墓地」も開設している。「Smart」「Stylish」「Small」をコンセプトにデザインにされ、敷地内には「ペットと入れるスマート墓地」も開設。いずれも永久供養付き。年間管理費も一切かからず、将来の墓じまいの心配もないことから高い人気を誇る。

同園は、低価格で永代管理を行うなど、利用者の視点に立った運営を行う。今後も新たなプランを拡充していく方針だ。

20年7月に開園した「ペットと一緒に入れる樹木葬」
ペット合同墓ではオプションでペットのプレートも取り付可能
永久供養付き「ペットと一緒に入れるスマート墓地」