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アイアイ・テー

齊藤克彦会長

IT技術の積極導入で業務効率化。食品総合物流のスペシャリスト

 1988年に青果物卸大手、オリエンタルフーズの物流部門が分離独立し設立した「アイアイ・テー」。

 常温・冷蔵・冷凍の全温度帯に対応。食品を中心に雑貨、繊維など運搬物は多岐にわたる。エリアも札幌市内を中心に道内全域をカバー。特に生鮮食料品では道内主要スーパーやメーカー、食品問屋の物流を同社が担っている。  

 札幌市と石狩市に6つの物流センターとグループ全体で300台以上のトラックを保有。今年11月には石狩市にある第2物流センターに「石狩第2物流センターA棟」を増設する予定。

 齊藤克彦会長は「デジタル化社会に対応し、IT技術を積極的に取り入れる」と話すように、受発注から仕分け ・配送までの一貫処理システムを自社開発するなど、その先進の取り組みが注目される。

 例えば物流センターでは、スーパーマーケットの売り場から専用端末で発注を受ければ、自動的に受発注手続きが終了する独自のシステムを構築。端末からの情報は物流センター内でも確認できるため、仕分けや検品、発送にかかる時間を短縮し、正確性も向上した。物流効率を格段に向上させたこのシステムは道内では初めて同社が導入した。

 また、宅配やネットスーパーの需要増加にともない、軽車両を使用した配送モデルを今期中にも立ちあげる予定で、来期からは音声のみでピッキング、仕分けができる最新システム「ボイスピッキング」の導入も予定している。

「物流はストップさせられない社会インフラです。今後も顧客がどこに出店しても対応できるようネットワークを広げていく。最新技術を駆使して業務の効率化を摸索し、社会のニーズに応えていきたい」と齊藤会長は展望を話す。

物流センターには数多くのトラックが並ぶ
倉庫機能、仕分け検品、配送機能を兼ね備えた物流センター
石狩第3物流センター(上)と新たに増設予定の石狩第2物流センターA棟(下)