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M&fプランニング

羽生田守彦社長

農業施設の設計・施工で成長。多分野にも挑戦していく

 特定建設業および1級建築士事務所でもあるM&fプランニング。2013年の創業ながら、17年には本社社屋を建設、19年は約5000万円の経営利益を確保するなど、右肩上がりで成長を続けている。

 畜舎や温室ハウスといった農業施設の設計・施工を主軸に業容を拡大。家畜や野菜の生育に最適な環境を整えるのには経験とノウハウが必要となるため、競合が少ないことも受注を増加させる要因となっている。

 地形や周囲環境から風向きや光量を考慮するなど高い設計力を武器に、これまで300以上の農業施設を手がけてきた。特に牛舎は、牛の成長過程にあわせて「哺育舎」「育成舎」「肥育舎」に分かれており、建物の高さや寸法をはじめ、衛生面、温度、湿度などの細かな調節が必要となる。日夜飼育する畜産農家の使い勝手にも配慮した丁寧な設計・施工が持ち味だ。

 4月には焼き肉店「徳寿」でおなじみの梨湖フーズ(本社・札幌市)の牛舎新築をスタート。約1700平方㍍の鉄骨造で、180頭の肥育を想定している。現在、7月末の完成に向け、建設地の胆振管内白老町で工事を進めている。

 牛舎以外では厩舎や豚舎の実績も豊富。飼育環境が家畜の品質に直結する分野だからこそ、自社の技術力を積極的にPRする。

 また、過去には太陽光発電施設の建設に参入するなど、専門外の分野にも果敢に挑戦している。

「いただいたオファーを断らないことが当社のモットー。さまざまな経験が技術者を育て、培ったノウハウが会社の力となる」と羽生田守彦社長。

 7月からは札幌市内にサービス付き高齢者向け住宅を建設中。年内の竣工を予定している。

「今後も『建築』という広い枠組みの中で、さまざまな分野に挑んでいきたい。当社にとっての〝やりたいこと〟ではなく、施主さまが〝何を求めているか〟を念頭におき、設計・施工面で期待以上のものを提供していきます」と羽生田社長。

梨湖フーズの牛舎を建設中
大小さまざまな牛舎を手がける
換気や衛生面に配慮した牛舎