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北洋銀行

コロナ下を支える本業支援や事業再生支援に注力

2021年3月期の連結決算は一般企業の売上高にあたる経常収益が1356億2000万円(前年同月比1.7%減)と減収。コロナ関連融資により道内中小企業向け貸出が伸び、貸出金利息は前年比2億円増加したが、利回りの低下および対面取引制約等により、有価証券利息配当金、役務取引等利益は減少した。一方、業務委託費などシステム関連コストや店舗集約による関連費用など幅広く物件費を削減。また予防的貸倒引当金により信用コストは増加したものの、市況回復に伴う有価証券関係損益が増加したことから経常利益は157億6700万円(同23.8%増)、当期純利益は94億2200万円(同24.5%増)と2期ぶりに増益を確保した。

貸出金は7兆3674億円と前年同期に比べて7082億円、預金・譲渡性預金は9兆9720億円と1兆402億円増加。20年3月に3年間を期間とする中期経営計画「『共創の進化』〜お客さま・地域から最も信頼されるパートナーを目指して〜」をスタートしており、貸出だけでなく、ビジネスマッチングなどの本業支援や事業再生支援にも注力。また子会社のコンサル専門会社「北海道共創パートナーズ」と連携。人材紹介や事業承継・M&A等のソリューション提案も積極展開する。

次期の決算は、景気回復が不透明なことから経常収益が1266億円(同6.6%減)、当期純利益が91億円(同3.4%減)を予想。北洋銀行単体では経常利益142億円、当期純利益95億円と増益を見込む。

安田光春頭取
北洋銀行本社
※単位/100万円(100万円未満は切り捨て)※経常収益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益における%表示は、対前期増減率