ほっかいどうデータベース

北洋銀行

全セクターで貸出金残高増。新中計スタートでサービス拡充

 2020年3月期の連結決算は一般企業の売上高にあたる経常収益が1380億3500万円(前年同期比0・2%減)と微減。利回りの低下で貸出金利息や有価証券利息配当金は減少したが、国債等の売却益や経費削減で実質業務純益は2期連続の増益を確保した。

 一方、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う市況悪化などで、保有有価証券の売却損や減損の発生を主因に、経常利益は127億2600万円(同35・7%減)、当期純利益は75億6400万円(同46・5%減)となった。貸出金残高は全セクターで増加し、6兆6576億円と過去最高を更新した。役務取引等利益は微減。法人役務関連手数料は増加したが、保険商品の予定利率が低水準で推移し預り資産販売手数料は減少した。

 約30年ぶりに経営理念を「お客さま本位を徹底し、多様な課題の解決に取り組み、北海道の明日(あす)をきりひらく」へと変更。

 この理想の下、4月にスタートした新中期計画では、完全子会社化したコンサル専門会社「北海道共創パートナーズ」の人員を10人増強。人材紹介や事業承継・M&A事業で伴走型支援を積極展開。またデジタル化による金融サービスの拡充にも取り組み、4月に印鑑不要の口座開設アプリサービスを開始。スマートフォンで取引内容を確認できる「北洋スマート通帳」の申し込み数は5月までに10万件を突破した。

 コロナ対応融資の相談件数は5月末時点で11000件を超えるなど、全行をあげて取り組む。

安田光春頭取
北洋銀行本社
※単位/100万円(100万円未満は切り捨て)※経常収益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益における%表示は、対前期増減率