ほっかいどうデータベース

アサヒ商会

自社ブランド「クローバー」のガソリンスタンド

ガソリンスタンドを全国に展開
教育事業で海外にも進出

 1945年創業の「アサヒ商会」。荷馬車の製造メーカーとして産声を上げた後、バイク製造や石油・自動車関連部品の販売に参入。本道のモータリゼーション化とともに成長してきた。また、レジャーブームが到来するといち早くゴルフ場経営にも参入した。道内に「函館パークカントリークラブ」「新札幌台ゴルフ倶楽部」「新札幌ワシントンゴルフ倶楽部」「新釧路ゴルフ倶楽部」の4ゴルフ場を所有・運営する。2019年度の年商は220億円にのぼる。

 現在、事業の中核はガソリンスタンド経営や灯油配送などの石油流通事業。スタンドは、北は北海道から南は九州まで全国53カ所に展開しており、石油元売りの系列に属さない独立系としては全国最多だ。

 常に時代の潮流を読み進化を続けている同社だが、2015年に齊藤巌社長が就任すると組織体制の見直しにも着手。エリアごとの権限を強化し地域の事情に応じた迅速な意思決定が可能となった。

 また、働きやすい職場づくりにも注力。残業時間の削減や有給休暇取得の義務化、管理職の育成などで組織力の強化を図った。

「従来より最重要視してきた安全対策についても、消防法令等よりも一層厳しい基準で運用するよう定めた」と齊藤社長。

 その一貫として全国のスタンドを新ブランド「クローバー」に順次刷新している。

 さらに、海外教育事業を開始。東南アジアで経済発展の礎となる小学生の教育の支援に取り組む。15年はベトナムに寄付をおこない小学校を建設。18年はインドネシアのジャカルタに高度教育センター「IQ education」をオープン。同国の小学生を対象に、10数カ所で英語を用いて算数や数学のプログラミング授業を提供している。

 また、地域社会にも貢献。函館市内の小学校に英語学習用のAIロボットを寄贈。プログラミング教室も後援した。

 このほか、ドローン事業やベンチャー投資・育成事業、航空機リース事業などの新分野にも参入している。

全国53カ所でガソリンスタンドを経営
インドネシアにオープンした「高度教育センター」