新たな介護・福祉業態を創出して地域づくりに貢献

田中 紀雄氏 3eee社長
19年に社名を「3eee(スリー)」と改称。経営理念には〝遊び心と生きがいの調和〟を掲げ、旧ヒューマンリンクから歩み続けて迎えた設立10周年の節目に、新たな気構えと目標を加えた。
「後期高齢者が爆発的に増加する中、さらに介護事業のインフラづくりと持続可能な社会保障制度の構築を、しなやかに考え続けなければならない」
介護・障がい福祉事業は全国に13業態、162事業所を展開するまでに成長。一定の規模感に達したとする中、障がい者、要介護者と共に生きる地域づくりを構想する。
「実益につながる労働を創出することも課題。ハードルは高く課題は多々あるが、さらなる使命感を持って前進する」
自社の求人は好調だが、将来の担い手不足に備えて海外の人材確保の道も開く。日本の介護・福祉技術の海外移転も注目の取り組みだ。