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畑クリーニング商会

得意とする染み抜き作業には絶対の自信がある

染み抜きに絶対の自信。技術と歴史の老舗クリーニング店

畑クリーニング商会(本社・札幌市)は、1910年(明治43年)に現在のJR札幌駅近くのヨドバシカメラの場所で創業。衣類や病院のシーツのクリーニングを主事業として、今年で110年目を迎える。
札幌の発展とともに現在の新琴似地区に移転。現在の林広樹社長は四代目。機械化が進むなか、全ての衣類を手仕上げにこだわる姿勢は創業以来変わらない。まさに北海道の開拓とともに歩んできた「老舗」という言葉にふさわしいクリーニング店だ。 
 なかでも技術に絶対の自信を持っているのが「染み抜き作業」だ。「洗う作業だけでは大手には勝てない」と、30年ほど前から染み抜きサービスに注力。道内のクリーニング店で組織するグループの勉強会に参加するなど、染み抜きや洗い仕上げの研究と技術向上に努めている。
 林社長は「染み抜きは油や水など、それぞれ汚れが違うため、数百種の薬品の中から長年の経験とノウハウで適するものを選び出します。当社の技術で落ちない染みはない。万が一、落ちない場合は料金をいただきません」と自信をのぞかせる。
 他社に先駆けたサービスも積極的に取り入れており、2018年には道内初となる、微粒気泡発生水洗機を導入。洗浄力の向上と時間短縮を可能にした。「北海道はもちろん、クリーニング業が盛んな関東でも、当時導入している会社は少なかった」と林社長。こうした技術とサービスの向上は、大切な衣類への思いを共有したいという同社の理念によるものだ。
 配達・引取サービスもおこなっており、仕事帰りのビジネスマンなどのために、午後8時まで対応。シーズンオフ衣類の保管も無償でおこなうなど、地域に根ざしたサービスも評判だ。
「店舗での受付や電話対応は、基本的に当社専務が1人でおこなっています。お客さまからの情報や要望を集約することで、お客さまの安心感も向上し、信頼関係を築きやすい。コロナウイルスの影響はありますが、創業以来信頼されるサービスを心掛けるということに変わりはありません」と林社長。

林広樹社長
2018年に建て替えられた社屋。作業工場が併設
微粒気泡発生水洗機を道内でいち早く導入
受付には専務が立ち、丁寧な接客を心掛ける