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札幌円山整形外科病院

地下鉄東西線「西28丁目駅」徒歩5分の新病院

新病院が稼働。より専門的な治療で患者満足度を追求

 許可病床数110床を有する「札幌円山整形外科病院」は、一般外傷のほか、スポーツ障害、変性疾患といった幅広い整形外科疾患に対応する専門病院だ。人工関節置換術や靭帯断裂形成術などの施設基準を取得しており、 年間平均手術実績は2500例以上。充実したリハビリ体制も備えるなど、手厚いフォロー体制で早期の社会復帰を可能にしている。

 今年1月4日からは、敷地規模をこれまでの1・6倍に拡大した新病院での診療をスタート。患者満足度の向上を目指し、外来診察室7室、手術室を4室に増設したほか、シャワーやトイレを備えた入院患者用の個室を全体の4割以上に増やしている。

 また、2台の1・5テスラMRIや、先端ナビゲーションシステムも新たに導入。診断精度の向上も図った。なお、全面オープンは今夏の予定で、これに合わせて駐車場も40台から100台に拡大していく計画だ。

 一方で、4月からは3人の医師を新たに招聘する。この加入により、肘や手といった上肢に特化した専門チーム(小笹医師、辻医師、青木医師)を発足し、より専門的な治療を提供する体制が整う。元来設置していた脊椎脊髄、スポーツ整形に次ぐ3つ目の専門部門だ。

 元来同院は、竹林庸雄理事長を中心に日本脊椎脊髄病学会指導医の資格を有する3人の医師を擁し、〝脊椎脊髄に強い病院〟として知られる。一般的な頚椎や腰椎の疾患に加えて、専門性と高度な手技が求められる腫瘍や側弯症、脊柱変性などにも対応。4月から脊椎外科医が1人加わる予定で、4人体制となる。

 加えてスポーツ整形では、膝関節外科やスポーツ医学を専門とする鈴木智之副院長を中心に、靱帯再建術や関節鏡による半月板修復術などを数多く実施。膝靱帯再建手術の年間実績は130件(2023年)となっている。

 スポーツ障害の予防やパフォーマンス向上も視野に入れた治療を得意としていることから、プロアマ問わずアスリートからの信頼も厚い。トレーニングマシンも新たに導入するなど、これまで以上に患者のニーズに対応できる医療を目指す。

 竹林理事長は「社会ニーズに応えられる医療を充実させていきます」と語る。

●診療科目
整形外科、リハビリテーション科、リウマチ科、麻酔科

●診療時間
月〜金 9:00~12:00、13:30~17:00 
土曜    9:00~12:00

●休診日
日曜・祝日・年末年始

プロ・アマ問わずアスリートの治療も担う鈴木智之副院長
竹林庸雄理事長・院長