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ニセコ脳神経外科


木原 光昭 理事長院長 きはら・みつあき/1992年札幌医科大学卒業。中村記念病院、葛西循環器脳神経外科病院、新さっぽろ脳神経外科病院を経て2013年に開院。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。

過疎化が進む倶知安・ニセコ地域で、さまざまな脳疾患に対応

東京や札幌の主要病院で研鑽を積み、脳卒中などの脳血管障害を得意分野に、豊富な手術経験を持つ木原光昭理事長。
 それまで脳神経外科がなく、札幌や小樽まで通わなければ治療を受けられなかった、倶知安・ニセコ地域の助けになればと、2013年に倶知安町で開院。交通手段がない患者に対しては無料送迎もおこない、黒松内町や神恵内村、留寿都村まで幅広くカバーする。
診察内容は幅広く、脳梗塞の原因となる心臓の診断や認知症の治療、脳卒中の危険因子である高血圧、糖尿病、脂質異常症など脳に関わるさまざまな疾患に対応。ほかにも、顔面痙攣に対するボトックス治療や頚椎・腰椎の診察もおこなっている。
 手術が必要な患者に対しては、小樽市内の提携病院で手術を執刀する。
「最近の傾向として、患者さんの高齢化がさらに進み認知症の患者さんの診察が非常に増えています。認知症は発見が遅れ進行した状態になると内服薬を含めた治療が困難になるので、予防も含め気になることがあれば早めに受診して欲しい」と木原理事長は警鐘を鳴らす。
 院内には、1・5テスラのMRIや心臓の状態も確認できるエコー、MRI検査が難しい患者に対しても脳検査がおこなえるマルチスライスCTなど、さまざまな検査機器を導入。これは、高齢者が住み慣れない土地で不安を感じないように、手術以外の検査や診断をできるだけ同クリニックで完結させるためだ。
 遠くの病院へ通うのが困難な高齢者が多い倶知安・ニセコ地域で診察にあたる木原理事長は「今までいろいろな病院で、さまざまな患者さんの症状を診てきました。それらの経験を生かし、私の分かる範囲であれば、できることは全てやってあげたいとの思いで診療をおこなっています。専門外であってもできる限り患者の症状や希望を確認し、提携先の病院や患者の症状を専門とする施設を紹介するなどし、地域住民の治療の窓口になっていきたい」と語る。

さまざまな脳疾患に対応
羊蹄山の麓に位置する
清潔感のある院内