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札幌第一高等学校

国公立大学の合格者は16年連続で100人以上。独自の取り組みの結果だ

対面授業とICTを使った授業の調和で学力を向上

進学校、スポーツ名門校の双方で注目を集める札幌第一高等学校。「目は高く足は大地に」を校訓に「文武両道」の精神を実践している。特に進学校としては国公立大学へ16年連続で100人超の合格者を出すなど、高い実績を継続。〝国公立大学に強い札幌第一〟とも称される所以だ。

今春も150人が国公立大学(防衛大学1人を含む)に合格。東京工業大学、筑波大学、神戸大学、横浜国立大学など難関大学を含む道外国公立大学への合格者が45人を数えたほか、北海道大学の合格者は34人、このうち現役が24人と過去最高を記録している。
また、医学科へは北海道大学医学科1人、札幌医科大学医学科2人、旭川医科大学医学科1人の計4人。さらに慶應義塾大学3人、早稲田大学3人など道外難関私立大にも多くの合格者を出した。
こうした同校の高い実績を語る上で外せないのが「学習コンパス」「探究コンパス」「進路コンパス」と名付けられた独自の取り組みだ。生徒の成長を導くための指針として細かく設定されている。
学力向上を目指す「学習コンパス」は、主体的な学びの姿勢を身につけるため、ICT機器を活用した双方向型授業の展開や問題解決型グループワークを実践。さらに単元テストや到達度テストを定期的におこなうことで、授業内容の定着を図っている。

また「探究コンパス」は、外部の研究者を招くなど専門分野における生徒の探究心をサポート。テーマ設定、仮説、データ収集・分析までを一貫しておこない、科学的根拠に基づく研究結果を導く。さらにポスター発表やプレゼンテーションなどの口頭発表をおこなうことで、課題発見能力・問題解決能力・協働性・表現力を伸ばすのが目的だ。

一方、大学受験の先を見据え、人生設計を自ら描けるよう支援するのが「進路コンパス」。卒業生による「職業講話」「大学生と語ろう」「合格体験発表会」などのプログラムを実施しているほか、同校卒業の現役北大生によるチューター(学習支援)制度も導入している。
昨年から続くコロナ禍においても、1人に1台提供されるタブレットPCを活用したオンライン授業を中心に、1日5時間・週27コマの授業を継続。対面授業、リモート授業、オンデマンド授業をバランスよく取り入れ、生徒の意欲および能力向上につなげている。

一方、部活動も活動が制限されるなかで優秀な結果を残している。中止となった昨年夏の甲子園大会の代替大会として開催された「令和2年夏季北海道高等学校野球大会南北海道大会」で優勝。今夏も優勝候補に挙げられている。また冬季の第70回全国高等学校スキー大会では、男子大回転の部でスキー部の生徒が1位2位を独占する快挙を達成。さらに剣道部が3月に行われた第30回全国高等学校剣道選抜大会の男子団体戦に2年連続で出場を果たしている。

浜館宏樹校長