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上田建設

次世代足場「ダーウィン」の組み上げにも対応

最新の次世代足場仮設に対応
多角化経営に乗り出す

足場架設のプロ集団「上田建設」。新型コロナ感染拡大の影響で、現在は道内のプラント施設などの改修工事や新築工事が中心となっているが、これまで全国各地の現場を担ってきた。
首都圏でスタンダードとなっている次世代足場「ダーウィン」の組み立て技術もいち早く習得。今後は道内でも主流となることが予想されている。
上田直人社長は「安全性と生産性を追求する建設業界において、この足場は手すりから先行して組み上げるため作業員の安全性が高く、材質は軽量で作業しやすいのが特徴。従来の単管足場や枠組み足場などに替わる新時代の足場と呼ばれています」と説明する。
組み上げ方が従来の足場と大きく異なるため、現在、道内で採用しているのは一部のゼネコンのみ。道内で対応する競合他社はまだ少なく、今後はこの最新技術を全面に押し出し、顧客にアピールしていく。
人員の招集も得意分野だ。協力会社を含めて、50〜100人規模の職人チームを編成できる。大規模工事や工期が短い現場などで存在感を示しており、施主であるプラント会社や元請けのゼネコンからの信頼も厚い。
2020年6月には、本社を構える苫小牧市に二つ目の資材センターを新設。資材の所有量を増やし、より迅速に工事に取りかかれる体制を敷いた。
さらに同年12月には、本社に隣接する約1000坪の土地を取得。「地域の活性化に貢献できるような近隣住民の憩いの場をつくりたい。コロナが終息した後、お祭りなどのイベント会場としても活用できれば」と上田社長は青写真を描く。
21年は、新たに農業分野への参入を計画。M&Aなども視野に多角化経営を進めていく。
上田社長は「コロナ禍によって世界は変わりました。どの業界でも今まで当たり前だったことが通用しなくなり、変化に対応できない企業も出てくるはずです。しかし、これを大きなビジネスチャンスだと考えています。〝できない〟ではなく、〝できるように精進する〟という姿勢で、さまざまな分野に挑戦していきます」と力を込める。

「今こそ攻めどき」と語る上田直人社長
写真中央の更地を取得。左手前が本社社屋
苫小牧に本社を構える