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よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

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2016年3月号 目出たい

 目出たい?200回を記念してタイ(鯛)の話を…。最近は道南の海域でマダイが釣れたり網に掛かったの情報があり、本州だけの魚でなくなったのはうれしい限り。タイにまつわる話は数多くあって「腐っても鯛」や「エビで鯛を釣る」などに加え「花は桜、柱は檜、魚は鯛」と並べられる。これは日本人が好むベストスリーだそうで、鯛もちゃんと入っているのだ。一方、タイが神事や祝い事に多く使われる理由は魚体が鮮やかな赤色、姿が優雅で品格があり、味がよいとなれば文句なく、文字通り「お目出タイ」ことで使われている。また20年以上も生きる長寿魚で、これも目出たいことなのだろう。食べては身もうまいが特に頭部が美味とされ、かぶと焼き、かぶと煮、頭を使った潮汁は絶品。最近は養殖も盛んになり、素人目には自然のものとは見分けがつかなく味も遜色ない。
 ちなみにタイとつくがタイでない魚もいる。キンメダイとアマダイ。金色に輝く目がトレードマークのキンメダイは深海魚でギンダラやムツと並ぶおいしい魚だが、タイとは別種のキンメダイ科に属する。また、アマダイは四角いおでこが特徴で一見魚離れした面相の持ち主。このため方頭魚とも呼ぶ。これもアマダイ科の魚に分類される。身がほのかに甘いことから甘鯛とつけられ、椀物や開きにした一夜干しの焼き物は忘れられないほどの味である。