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よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

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2015年10月号 四天王

 アジ、イワシ、サンマ、サバといえば青背魚の四天王。さらに共通しているのがそれぞれ秋がシーズンということ。天高く澄み切った好天の元でできるこの釣りは、楽しい上に食べてもうまい。そこで各魚の代表的な料理と面白話を紹介しよう。
 アジは「たたき」が異論のないところだろう。漁師が船上でネギなどの薬味を味噌とともに交ぜ、こまかく叩いて食べたのが始まり。生臭さも消え絶品の味を生み出している。「鰺」の漢字は本州で旧暦の3月ごろに多く獲れたからついた。イワシはなんの料理でも合うが「鰯」と書くように身が柔く、いたみやすいので干物に定評がある。マイワシやウルメイワシは一夜干しにして焼くとうまいしカタクチイワシは串に刺して干した目刺しは誰にでも知られる食べもの。これを一度煮てから干したものは煮干だ。
 サンマはなんといっても塩焼きが最高。「サンマは苦いか塩っぱいか」のひと言に尽きる。「秋刀魚」と書くのは太刀魚(タチウオ)と同じ発想で、魚体を握って掲げると刀を思わせることから。
 サバも秋の味覚の代表的な存在。締めサバなども美味だがやはりみそ煮が一番。「鯖」は文字通り魚体が青いから。サバを読むという言葉があるが、いたみの早い魚で市場では匹数をいちいち数えられないので、おおまかにさばいたことからきている。