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よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

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2015年1月号 海の異変

 この秋、北海道の海で異変が…。道東海域でのサケ定置網にブリやマンボウ、シイラまで入っていたのだ。それも少数ではなく、大量にである。網元の親方衆は「これまでも1~2匹ということはあったが、今年はサケより多いほど。たまげたね…」と天を仰ぎ嘆くのである。なぜ、嘆くのかというとブリはサケより値段が高いのだが、船上で血抜き作業などをしないと商品価値は半分ほどに下がるのだそう。「そんな人手もないし、むしろやっかいな魚といえます」と漁協組合関係者。マンボウに至っては網を破ることもあるそうでこれは論外とか。
 一方、日本海でもいろいろな異変現象が起きている。南方系の魚が釣れたり、捕獲されたりとうれしいこともあるが、ウニが各地で減少しているのだ。例えば利尻や礼文島では名産のコンブが減少してウニの育ちが悪いのだ。原因は南の海の海藻類(ヨレモクなど)がはびこり、コンブがいつもの半分ほどまでに減っている。当然、コンブを好むウニの漁獲も少なくなる道理である。
 各地のホタテにも変化が。天敵であるヒトデが海水温度の高さ(3年前より約3度高い)で急激に増え、ホタテが襲われてしまうのだ。寒流系の魚、ホッケなども全道的に釣れなくなったのは気のせいだろうか。どうやら抜本的な対策、解決法が必要な時期にきているようだ。