「情報を先取り、タブーに挑戦」を編集方針とし、生活者・企業経営者に
最新かつ有益な情報価値をご提供する、北海道の地域政治・経済誌

ロゴ

トップページ > 釣り > 魚よもやま話
写真

よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年10月号 セッパリ

 セッパリという魚をご存じかな。いま、オホーツクや道東沿岸で盛んに釣れているカラフトマスの別名。サケより先に釣れ出すこの魚のオスは産卵が近づくと背中が張り出すことから、背が張る=セッパリと呼ばれている。
 河口に遡上するその数はサケより濃く、その押し合い競り合いの生存競争はまさに圧巻だ。その上、サケやサクラマスのように上流まで遡らず比較的河口域で産卵を済ませるちゃっかりぶりを見せる。地方によってはアオマスとも呼ぶが、まだ成魚前は背中の青みが濃いことからだろう。
 この魚の面白いのは海に出てから1年半で回帰すること。サケは3年から4年がその年数だから約半分で帰ってくるわけだ。またサケのように必ずしも生まれた川に帰るのではなく、仲間につられて遡上するというからかなりいい加減なところがある。また半端な1年半というのもミソで偶数年と奇数年で産卵がはっきり分かれることで知られる。
従って豊漁年と不漁年が1年置きにくる計算。あなたの釣行が不発だったらそれは奇数年だったとあきらめよう。
 道内で釣れたり、捕獲されるカラフトと付く魚は意外に多く、カラフトイワナ、カラフトカジカ、カラフトガレイなどが挙げられるが、あまり聞き慣れないカラフトイワナとはオショロコマのことで昔は樺太などに多く生息していたことからきている。