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よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

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2013年11月号 メヌケ

 道南から日高沖の船釣りでメヌケが釣れている。この釣りを体験した人には分かるがなかなか重労働で難しい。深海に住む魚なので250~300メートルも仕掛けを下ろさなければならない。潮の速い日などはラインが流され、海底までに到達しない。そのうちあちこちでお祭り騒ぎが起き、釣りどころではなくなる。
 このためメヌケ釣りにはルールがある(船によって違うようだが)。まず、仕掛けの投入は一斉に行わず、一人ずつ時間を置いて投げ込むのだ。オモリもその日の潮によって統一され、400号を基準にして決められる。道具仕立ても大がかりで大型リールとバッテリーの組み合わせ。仕掛けはハリス20号、ハリ25号のデカさ。エサも大きく切ったイカやサンマの短冊かマメイカの1匹掛け。
 こんな漁師のような仕立てで大型メヌケに挑戦するとダブル、トリプルであがってくる。北海道で多く釣れるのはバラメヌケでこれを本メヌケと呼ぶ。大きなものは40~50センチにもなる。体表は小型のものは薄いオレンジだが大型は鮮紅色になりキンキの大型にそっくり。仲間も多くクロメヌケ(アオゾイ)、アラスカメヌケ(店頭で売られている赤魚)、オオサガ(オオメヌケ)やアコウダイ、ヤナギノマイなども近縁に当たる。高級魚として知られ、刺し身はもちろん煮付けや鍋ものと食通をうならせる。