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よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

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2013年1月号 大型化

 12年は淡水魚の大型が釣れた年であった。例えば10月に石狩の茨戸川で88センチのコイがあがった。コイは大型魚で知られるが、それにしても大物を超す大物。大人でも両手で持ち切れないほどである。
 また、各地の渓流でニジマスの大物が釣れた。9月に大樹の歴舟川での60センチ。8月に石狩川の支流忠別川での68センチは信じられないような大きさ。普通河川でのニジマスの身長は20~40センチとされているのでその「でかさ」はわかろうというもの。釣り上げた直後にザリガニやサワガニを吐き出したというから二度びっくりである。ただこの魚やさしい顔に似合わず鋭い歯を持っていて小さな甲殻類や小魚などを当たり前のように口にする。釣り人は川虫類が適応餌と考えていたが、実は雑食魚で最近の釣りではマグロやサンマにも食い付いたという例がある。食べてはマス類の中ではヒメマスにも匹敵するおいしい魚で、日本の養殖技術で原産地のアメリカにいまや食用として逆輸出して外貨を稼ぐほどありがたい魚でもある。
 話を大型化に戻すと海の魚であるチカやニシン、イワシ、アジの小魚までに及んでいてなるほどチカは20センチ超が多く釣れる。この傾向、地球温暖化に伴う水温の上昇からくるものともいわれ、なにやら異変の感さえする。これだと単に釣った魚が大きいのはうれしいだけともいえないよう。