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よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

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2012年2月号 マブナ(上)

 釣りは「フナに始まり、フナに終わる」という。なれば新年最初のよもやま話はマブナについて記してみよう。実は筆者も小学生のころ小川でサオを出した釣果第1号がフナであった。驚くことに何年たってもその時のブルブル震えるような手に伝わる感触がいまだに残っている。これがフナに始まって、フナに終わるということになるのだが、ただ逆らうようだが大方の釣り人の場合はフナに終わるとは限らない。「俺はやっぱり磯釣りだね」と問答に暇がない。
 ところでマブナとは釣り人が付けた名前で、正式名はギンブナ。このほか地域によっていろいろな呼び名がありゴマブナ、キンタロウ、ヒワラ、ゲンゴロウブナなどなど。大阪ではカワチブナともいう。釣り方もいろいろあり一般的なのが浮き釣りだがシモリ釣り、脈釣り、並べ釣りとこちらも多種多彩だ。総じていえばそう難しい釣りではなく誰でもその日から魚を手に入れることができる。その辺が人気となる所以だろう。もっともこの道を極めた人にいわせると、経験を積むほど奥が深く、素人にはわからない面白さがあるとのこと。
 マブナは悪環境に強い魚としてもコイなどと共に知られる。びっくりするほど汚染されたところでも生活でき、元気に泳ぎ回っている。食性にも実にたくましさがあり動物に植物性プランクトンとなんでもOKなのだ。