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よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

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2011年2月号 未利用魚

 未利用魚という言葉をご存じかな。あまり聞き慣れないが、一口でいえば雑魚のことである。これは食べられない魚とか、釣り人のいう外道などに当てはまるのだろうがこれらを捨てるのではなく、利用していこうという運動のひとつ。
 世界的にいえば魚の漁獲量の2~3割は捨てているといわれ、日本にもこれは当てはまる。これではいかにももったいない話。毒のある魚は別にして中には食べると意外に美味なものもある。有名な話では、その昔はコマイは捨てるか、畑の肥料にしたという。それを食べるようになったのだからまさに未利用魚。新鮮なものを刺身やルイベもうまいが、一夜干しにして焼いて食べるとまさに絶品。酒の肴には打ってつけである。捨てていたとは信じられない。
 また、ガヤという魚もそんな部類。ガヤガヤと群れていて、あまり釣れるので釣り人は外道として捨てていた。ガヤは正式名をエゾメバルといい、メバル系の実はおいしい魚である。本州ではエゾを取ってメバルの高級魚として市場に出回っている。さらにマグロのトロやサケのハラスは脂が強いと昔は食べなかった
という話もある。
 ちょっと話がそれたので本題に戻し、本来捨てていた魚に手を加え、道の駅などに出している地方もある。食糧不足が心配される将来。未利用魚をみんなで考えましょう。