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よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

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2011年11月号 メジマグロ

 道南の船釣りでメジマグロを釣ったと聞いた。「えっー、これはすごい情報…」と思っていたところ、この道のベテラン釣り師に取材すると「そう珍しいことではない。トローリングで狙っていればメジは年間に何本もの釣果があるよ」とのこと。そもそもメジマグロとはクロマグロ(ホンマグロとも呼ぶ)の幼魚で、成魚のクロマグロでさえ釣り可能なのだから確率としてはさらに高いはず。
 ではメジとクロとの違いはといえば、おおむねメジは50センチ前後、クロはその上100~200センチ、超大型ともなると300センチ超にもなる。よくテレビで見るマグロ奮闘記は、その大物釣りで、1時間も2時間もかけて仕留める様子を映しだす。マグロといえば刺身が一番だが、食べてはメジの方がうまいと言う人もいる。それも赤身が最高だそうで、本当のマグロを賞味したいのならメジの赤身に限るというのだ。
 赤身の特長は文献によるとイノシン酸、タウリン、ヒスチジンなどのうま味成分が多く独特のコクがある。また、イノシン酸には醤油に含まれるグルタミン酸と合体すると相乗効果が出てよりおいしいのだそう。それは最近流行の赤身の醤油漬け、「ヅケ」にも表れている。大型クロマグロのいわゆる口の中でとろける大トロの味もそれはそれで美味だが、さてあなたは赤身派、トロ派…どちらかな。