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よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

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2010年7月号 キンキ&メヌケ

日高沿岸の船釣りでキンキやメヌケがあがっている。あまり一般的ではないが、一部の愛好者には人気の高い釣りだ。昔はこの魚、深海に住むため網でしか捕れなかったが最近は大型の電動リールで簡単に釣れるようになった。一度筆者も体験したことがあるが、仕掛けを船首から順番に下ろすのがルール。
一度に全員で下ろすと海底に着かないうち途中でからんでしまう。それほど深い海での釣りである。
 食べてはうまい。社会人になりたてのころ、ススキノの居酒屋で初めてキンキを食べたとき、感激するほどうまかった。そして安かった。炭火焼き1匹が500円前後と記憶している。いまではその3倍か4倍はする。それも皿が大きく見えるほど小ぶりでがっかりするのだ。なぜキンキがこうまで高騰したかというと、乱獲による資源減もあるのだが、魚体の成長の遅いことが最大の要因。一説によると1年間で何センチ単位しか大きくならないという。これなら数が少なくなるのも当然で、値段が高いのもうなずける。
 一方メヌケも深海魚でキンキとよく似て成長が遅い魚。これも貴重な魚になりつつある。両魚とも深海に住むだけにエサが乏しくそれだけに成長が遅いのも資源枯渇につながっている。なぜそんな魚が食べてはおいしいのか不思議。
 塩ふりをした焼き物は絶品。刺身、椀もの、みそ漬け、かす漬けもうまい。