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よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

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2009年5月号 しじみ

シジミのおいしい季節である。
なぜこの時期がおいしいかというと、「寒シジミ」の言葉があるように、寒い時のシジミは砂の下に潜り、長い冬を越してきたため身もしまっている上、甘みも増し適度に脂ものっているから美味なのだ。また、この貝のみそ汁は二日酔いに効くという。若かりしころ、飲み過ぎた日の朝はよくこれを飲み、お世話になったもの。胃の中に収めるとなるほど効いたような気がする。その理由はシジミに豊富に含まれているコハク酸という成分が良いとされ、汁を飲むことによってアルコールが緩和されるよう。
シジミは漢字で書くと「蜆」。貝を並べて上から覗くとなんとなく「虫のように見える」からではなかろうか。日本のシジミには三種類があるとされ、一般的なのがマシジミ。琵琶湖周辺に生息するのがセタシジミそして北海道の河口や汽水域にすむのがヤマトシジミである。ヤマトシジミの主な生産地は網走湖、風蓮湖、天塩川河口、藻琴湖などの中でも藻琴湖のものは大型で有名。地元の人たちは、これをハマグリのように焼いて食べるのだが、筆者も一度食したことがあり実にうまかった。
シジミは汁だけ飲んで身は残すのが作法という説があるが、お殿様でもあるまいしこれはもったいない。貝から取るのが面倒くさいが、ぜひ身を食べるのがシジミに対する作法ではなかろうか。