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よもやま話

阿部 明
昭和14年12月生まれ
37年スポーツ新聞社に入社、高校野球などの一般スポーツほかプロレス、競馬、釣り記者を経て現在に至る。記者歴37年。北海道スポーツ記者倶楽部会友。

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2019年8月号 潮干狩り

 潮干狩りの季節である。夏の短い北海道では日高や函館海岸の一部でしか見られない光景だが、この夏限定の遊びは、やってみるとなかなか面白く里心をくすぐる。全国的にはハマグリが主役になるが、道内の場合はアサリ、シジミがその対象だ。
 アサリ(浅蜊)は手に取ってよくよく見ると実に美しい。生息する砂地に合わせて黒喝色や薄黄色、中には紫がかったものもいる。冬から早春が旬だが北海道は海水が低いので一年中おいしい。貝殻を付けたまま味噌汁や吸い物が代表料理だがちょっとシャレて酒蒸し、ワイン蒸しもお勧め。むき身なら佃煮やぬた以外に、から揚げにするとイケるのだそう。市販されているものは砂出しをしているが潮干狩りのものは薄塩に浸けて十分砂をとるのが肝心。
 シジミ(蜆)は三角ボタンのような黒く小さいのが特徴だが、北海道産はアサリにも劣らない大型がいる。中でも道東の海水が混じった湖に住むのが大きく、食べても美味。シジミは地方により名が変わり北海道産はマシジミ、島根県宍道湖産はやまとシジミ。琵琶湖から流れる瀬田川産がせたシジミとなる。よく二日酔いに効くといわれるがこれは肝機能を保持するのに必要なタウリンなどが多く含まれていて実際に薬効がある。食べる際に気をつけたいのは口をしっかり閉じた貝を選ぶこと。