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集部日記

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2014-07-09 週刊誌レビュー(6月30日~7月6日)

今週は「財界さっぽろ」8月号の締め切りのため、アップするのが2日間遅れましたことをお詫びいたします。なかなか8月号の編集作業も大変でした。変なクセがつくと、なかなか直らないものです。直そうという気がなければ直りませんし、仮にそう思ったとしても実行するのは難しいのです。なぜそんなクセがついてしまったのかというと楽だからでしょう。一度楽なほうへ流れると、再度、厳しいところに身を置こうという意識にはなれないものです。そもそも人間は怠惰な生物です。でなければ洗濯機も車もコンピューターも生まれなかったでしょう。人間は低きほうへ流れていきます。それを改めるかどうかは本人次第です。何でもかんでも環境のせいにする人がいますが、まったく甘ちゃんもいいところです。そういう人間に限って「俺はこんなにやっているんだ!」と、さも自分が一番仕事をしているかのように錯覚します。他の人の仕事はわかりませんから、みんな自分が一番だと思います。どう考えても仕事をしていないだろうと見える人でも、その本人は真面目に自分が一番やっていると思っているのです。笑ってしまいますが、人間とはそういうものです。だから不満も出ます。自分のことを棚においてです。比較などしても何の意味もないのですが、それがわからないのです。ことほどさように、人間は自分を中心にものごとを考えてしまう生き物です。……疲れます。

さて今週も東京都議会での“セクハラやじ”問題ネタが続々です。「週刊ポスト」7月11日号はモノクログラビアの「真夏のセクハラ(お)やじ狂騒曲」と一般記事「セクハラ野次騒動『悪乗りしたバカ、頬被りしたバカ』」の2本立て。「フラッシュ」7月15日号「やじ騒ぎ塩村文夏都議 奔放すぎる水着Dカップ」と1997年~98年当時、塩村議員が雑誌のグラビアに登場した際の水着姿をカラーで紹介しています。こうしたナイスバディの持ち主なのですから「週刊実話」7月17日号は「美しすぎる都議にDカップ底上げセクシー写真集浮上」と想像力を膨らませます。ちなみに塩村議員は35歳。「週刊大衆」7月14日号は「卑劣ヤジに涙した美しすぎる都議塩村文夏『華麗なる経歴』」、「週刊新潮」7月10日号は「銀座クラブで彼に悪態『塩村都議』純情可憐の仮面の下」、「週刊文春」7月10日号は「セクハラやじ塩村文夏は都議選で選挙違反をしていた!」と続きます。

違う切り口では「フライデー」7月18日号の「都議よりさらに酷い国会議員のお下劣ヤジ」、「サンデー毎日」7月13日号は「私が『塩村文夏』だった頃」、週刊実話は、やじを認めた鈴木章浩議員について「ホステスに弄ばれていたセクハラやじ都議 押尾学事件関連のクラブママが不審死」と報じています。コラム陣も黙っていません。週刊文春の適菜収氏のコラム「今週のバカ」では「セクハラヤジを巡る集団ヒステリー」と題して、言ったほうも、言われたほうも、それを報じるマスコミも、外野であーだこーだ言う人たちも、小学生レベルのいざこざに大騒ぎしすぎじゃなにのと指摘。サンデー毎日連載の「今週のBooing」では、戯作者の松崎菊也さんが、ネットで匿名投稿する罵詈雑言も野次だとバッサリ。「週刊現代」7月12日号の古賀茂明のコラム「官々諤々」では「都議会『暴言問題』と記者クラブ」について書いています。

今週、一気に吹き出したのが韓国の「米軍慰安婦」問題。朝鮮戦争時、韓国軍慰安婦が存在、米軍の憲兵隊と韓国当局者が施設を見回り、番号札で管理されていた米軍相手の慰安婦たちもいたといいます。それに深くかかわっていたのが朴槿恵大統領の父・朴正煕。彼女らは性病になると鉄格子がはまった「モンキーハウス」と呼ばれるに強制収容施設に入れられたそうです。まさに表に出ない歴史の裏側です。とにかく戦争は悲惨なものです。安倍晋三さんは本当にわかっているんでしょうか。

「天に唾する」と言いますが、慰安婦問題で日本にさんざん文句をつけてきた朴大統領です。これを反韓の新潮・文春が放っておくわけがありません。週刊新潮は「眠りから覚めた『朴正煕』負の遺産『米軍慰安婦』ならば青瓦台に『米軍慰安婦の像』を!」で4ページ、週刊文春は「『私は韓国のために身体を売ってドルを稼いだ』韓国『米軍慰安婦』実名告発」と6ページに渡って書き連ねています。フラッシュも「韓国政府が『米軍慰安婦』122人に訴えられた!」、「Newsweek日本版」7月8日号も「朴政権の急所を突いた『米軍慰安婦』」、関連して週刊大衆が「習近平が韓国に突きつけた屈辱!!『属国命令』」と報じています。

経済誌では「週刊東洋経済」7月5日号が「任天堂 孤立する娯楽の王国」を巻頭特集。同社の社長は札幌市出身の岩田聡氏です。創業家で前社長の山内溥氏が亡くなり、社内の秩序が乱れたといいます。3期連続の営業赤字。これまでのビジネスモデルも曲がり角にあると指摘しています。また、同誌の第1特集は「いつから、いくらもらえるか?得する年金」、「週刊ダイヤモンド」7月5日号も「100年もたない年金 独自試算!本当にもらえる年金額」を特集しています。年金問題では、週刊ポストが大手マスコミの「改善」報道はまったくの間違いで納付者も納付額も減り続けていたと「安倍政権『納付率60%回復』のカラクリを暴く 年金『納付率をごまかせ』厚労省内部指示文書をスッパ抜く」の記事を、サンデー毎日は、400万人のサラリーマンが加入する「厚生年金基金」の解散ラッシュがはじまり、中小企業の年金、退職金が激減するかもしれないと「9割が消滅!?厚生年金基金『解散ラッシュ』が始まる」の記事。ちなみに天下り厚労省OBは721人もいるそうです。

毎週出ている北海道日本ハムファイターズ・大谷翔平選手の記事。次週からは「今週の大谷翔平」とこの欄でもコーナーをつくったほうがよさそうです(笑)。今週は週刊ポストが「メジャーからの『投手専念』圧力で大谷の『二刀流』は間もなく見納め?」、週刊大衆が「『ダルとマー君』を継ぐ若武者2人!大谷翔平vs則本昂大 新侍エースはどっちだ!?」、「週刊アサヒ芸能」7月10日号は「160キロ剛速球でも囁かれる『二刀流』限界説『200勝投手よりスーパースター打者を目指せ』」という具合でした。

今週、注目した記事はフラッシュの「検察官に『ヒーロー』はいなかった、トホホ…」です。2001年に放送され、平均視聴率34.3%を記録、大人気ドラマとなった「HERO」(フジテレビ系)の続編が7月14日からスタートします。主人公は木村拓哉演じる型破りな検察官・久利生公平。記事は、そこに描かれるヒーロー像は、果たして正しいのか、検察官の実態を通して検証しています。検事総長への道や華麗なる天下り先、HERO放送後13年間の検察の敗北史など、図解もあってなかなか読み応えもあります。特捜部に逮捕された鈴木宗男氏や堀江貴文氏、検察の裏金を告発しようとし、逮捕された三井環氏らのコメントも出ています。

そのほか週刊新潮では「“大臣の器”が見つからない内閣改造『女性枠』」として、小渕優子、橋本聖子、丸川珠代3氏の名前をあげていますが、橋本さんは「スケート連盟会長に就任した8年前、北海道馬主協会の会長だったお父さんが、方々から重ねた借金を踏み倒したというスキャンダルが発覚し、批判を浴びた。その問題が蒸し返されるのを恐れて、及び腰になっている」というある政府高官のコメントを載せています。また、同誌の巻頭グラビアは「大自然に生きるキタキツネの親子」を紹介。知床で撮影された可愛らしいキタキツネ親子の姿を堪能できます。撮影・文は加藤文雄氏。

週刊現代の連載「鉄道お立ち台」は富良野線の風景を載せています。また、1日当たり2370円でJRの列車に乗り放題という「青春18きっぷ」(7月1日発売)を取り上げ、同誌編集部鉄道取材班がJR北海道の「青い池」と「ばんえい競馬」をめぐる旅をオススメしている。詳しくは同誌を。最後に、フラッシュでは「地方局&地方球団に『勝利の女神アナ』あり!」で、北海道からUHBの中野涼子アナ、HTBの室岡美里アナ、GAORAほかフリーの高橋麻美アナの3人がカラーページで登場。それぞれのイチオシ選手も紹介しています。興味のある方はぜひチェックを。では、また来週。(鈴木正紀)