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集部日記

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2014-06-11 週刊誌レビュー(6月2日~6月8日)

本来、月曜日に更新するはずでしたが、「財界さっぽろ」7月号の締め切りとぶつかり、結局3日も延びたことをお詫び申し上げます。

さて「ASKA問題」がひと段落した今週の各誌週刊誌。それでも残滓のような続報は出ています。「週刊大衆」6月16日号は、ここにきて「総力取材、5台以上持っていた携帯電話の中身は……!! 本誌だけが知っているASKA『黒いシャブ人脈』全部バラす!!」と“1周遅れ”の4ページ。「週刊実話」6月19日号は「捜査情報入手ASKAが本当に溺れた愛人アナル凌辱」と、まさに実話誌らしい生々しい見出し。パソナグループの南部靖之代表関連では「サンデー毎日」6月15日号が「ASKA事件『格闘技重鎮』が激白、パソナ南部代表の『栩内容疑者』救出作戦」、「週刊新潮」6月12日号は「ASKAで注目!上場企業パソナ「南部代表」のはみ出た過去」を報じています。「フラッシュ」6月17日号は「ASKA&自民大臣(鴨下一郎氏)」の大見出しで、パソナグループの迎賓館「仁風林」に集まった政界関係者の顔ぶれをスッパ抜いています。視点を変えた記事として「週刊現代」6月14日号の「桂銀淑『ASKAへ覚醒剤、私の場合』」は、クスリに手を染めた本人だからこそ伝えられる壮絶な地獄が語られていて、一読の価値ありです。6月14日発売の本誌7月号も「ASKAの北海道時代」を特集していますので、お楽しみに。

5月28日に無残な遺体で発見された札幌市厚別区に住む伊藤華奈さん。この話題を取り上げていたのは「週刊文春」6月12日号の「遺体発見 札幌25歳女性 父が激怒した婚約者の『もう無関係ですから』」と、週刊新潮の「失踪3週間で発見された札幌『女性殺害』事件の謎」の2誌だけでした。

今週目立ったのが「プロ野球16球団構想」。5月26日、自民党の高市早苗政調会長が本部長を務める「日本経済生産本部」がまとめた「日本再生ビジョン」を安倍晋三首相に提出。その中に地域活性化策として、プロ野球の球団の拡大を提案したそうです。各誌それに食いつきました。「週刊ポスト」6月13日号は「プロ野球16球団構想 これは絶対面白くなる!」と全面支持。週刊朝日は「プロ野球16球団で始まる球界の組織大改革」、週刊大衆は「安倍自民『球界16チーム構想』に球界のドンブチキレ5秒前!?」といった具合です。

プロ野球関連でいうと週刊大衆が早くもくも来シーズンの監督を予想。「徹底取材 ヤクルトは宮本が確定、阪神は満を持して掛布が登場!オリックスはイチローvs野茂の一騎打ち!プロ野球12球団『来季監督人事』舞台ウラ速報!」の見出しで、わが北海道日本ハムファイターズは「稲葉篤紀が登板か」と予測しています。“たら・れば”の話ですが、そうなれば面白いかもしれません。ちなみに「フライデー」6月20日号では、好評企画「ハリコミ日記」で中田翔選手が「明日が試合でも関係ないぜ!(六本木23時30分)」と東京・六本木にあるキャバクラの入ったビルから出てくるところを撮られていました(笑)。

もう1つ、スポーツ関連でいうと横綱・白鵬の優勝会見拒否についての記事がちらほら。いまとなっては本人の口からその理由が語られ真相が明らかになっていますが、週刊誌の記事はそれ以前のこと。週刊ポストは「本誌だけが知っている白鵬が知っている『優勝会見拒否』の真相」で、まだ明らかにしていなかった夫人の懐妊報道が引き金になったのではないかと予測。週刊文春は「白鵬が『一夜明け会見』拒否その理由を口にできないワケ」で心ないファンが日本人力士に優勝してもらいたいがために白鵬に対し失礼な応援をするからではないかとの見立て。サンデー毎日に至っては「白鵬『会見拒否』騒動の真相は「肉断ち解禁」が原因だった!」と、思わす失笑の見出し。確かに想像力は必要です。

先週来、各誌が取り上げる「血圧147」問題。今週も薬についての続報が目につきました。週刊朝日「血圧147で正常を徹底検証 薬やめられる人、ダメな人 現役医師が明かす血圧の真実」、週刊現代「90歳でも健康、元気ビンビンの25人に聞いた私の『血圧とクスリ』全部教えます」、週刊大衆「新基準『血圧147は健康』は是か非か!? 石蔵文信(大阪樟蔭大学教授)×南雲良則(ナグモクリニック院長)「話題騒然高血圧論争」これが最終結論!」といった具合です。いずれにせよ、個人的な意見ですが、薬はやめたほうがいいと思います。

経済誌を見てみましょう。「週刊東洋経済」6月7日号は「高まる“不要論”との戦い 榊原経団連の試練」という巻頭特集。第13代の会長となる榊原定征東レ会長は、献金再開へ前のめりで、政権との一体化にばく進中だといいます。そもそも経団連は必要なのかというとこまで踏み込んで書かれており、まして金で政治を動かそうなどと時代錯誤もいいところ。経団連の地方版で、こちらも会長が代わる「道経連」も、まさに不要でしょう。金銭的な問題が一番大きいのでしょうが、北海道電力関係者しか会長になれない組織なんて、何の意味があるんでしょうかね。

「週刊ダイヤモンド」6月7日号は百貨店特集。「異業種乱入で盟主危うし!百貨店包囲網」不動産、鉄道、スーパーが百貨店の牙城に猛攻勢。全国百貨店地域レポートでは、北海道の話題として「再出店と店舗再編で反撃に出る丸井三越」の記事。札幌丸井三越が10月、釧路市内のショッピングセンター「イオンモール釧路昭和」にテナントとして出店。また2014年度から3年間で総額100億円規模の投資をおこないます。その主眼が大小7つに分散した丸井今井札幌本店の建物の整理と売り場の再編。秋にも一条間の西側に隣接する「一条館西ビル」「マルイリビングハウス」を一体化したビルの建設が始まります。大通館と道路を挟んで東側に向かい合う「大通別館」は賃貸契約切れに合わせて閉鎖です。

また、2013年度の「百貨店売上高ランキング」も掲載。道内関係は、大丸札幌店が堂々の30位(売上高599億5200万円)。以下、丸井今井札幌本店が51位(同395億2300万円)。68位に札幌三越(同265億6600万円)。69位に東急百貨店札幌店(同257億7600万円)。123位に西武旭川店(同122億2300万円)。137位に丸井今井函館店(同95億500万円)。150位に藤丸(同70億6800万円)。154位に棒二森屋店(同56億1700万円)。161位に丸ヨ池内(同41億9900万円)の順でした。

ランキングでいうと、フラッシュが「年商100億円、高卒社長100人の『学歴なんかクソ食らえ!』という記事を掲載。この週から「日本が誇る100人シリーズ」を4週に渡ってやるそうです。その第1回がこれ。私も記者としてさまざまな経営者にお会いしてきましたが、商売をするのに学歴はほとんど関係ありません。それは社長にかかわらず、社会に出て活躍する人も同じです。私なんぞも編集長をやっていますが、高卒ですから。ランキングは「年商100億円以上の企業を率いる『高卒&中卒』経営者100人!」。1位はスズケンの太田裕史社長(65)。出身校は静岡県立島田商業高校。売上高は1兆9882億円。以下、道内関係をピックアップすると次の通りです。名糖運輸・中西広明社長(65)・弟子屈高校・449億円。共立印刷・野田勝憲会長(70)・旭川東高校中退・416億円。オーハシテクニカ・前川富義社長(64)・羽幌高校・392億円。太平洋興発・佐藤幹介社長(70)・釧路湖陵高校・279億円。田中商事・鳥谷部毅社長(44)・釧路市立北陽高校・267億円。

今週、私がグッときた記事は週刊新潮のモノクログラビア「害鳥駆除の切り札」。ずいぶん昔に、田んぼのアイガモ農法を知ったときと同じくらいの“なるほど”感を持ちました。札幌もそうですが、都会でカラスの被害は年々増えています。ゴミをあさり、時には人を襲うこともある。鷹狩の練習をする広場にはハトやカラスは寄りつかないといいます。それをヒントに鷹匠が害鳥駆除専門会社をつくりました。都会で被害をおよぼす害鳥を追い払うのです。これが大当たり。値段は3時間の飛翔で3万円、それを週2回、3カ月続けるとハトやカラスがいなくなるといいます。〆て72万円の計算ですが、高いか安いかは被害に悩む人のものの考え方。あれこれ人間の足りない頭で策を講じるより、自然の摂理に任せる発想が大切なんだと、つくづく感心させられます。

そのほか道内関係は、週刊文春に「襟を見れば政策が分かる?集めてみました“政治家のバッジ”」というグラビア記事に、現役最年少国会議員で新党大地の鈴木貴子衆議院議員がコメントしています。また、旭川市出身で、書店ルポがライフワークのライター、永江朗さんの「おじさんの哲学」が紹介されています。気になる方はぜひチェックを。では、また来週。(鈴木正紀)