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集部日記

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2015-03-16 週刊誌レビュー(3月9日~3月15日)

今週の各誌にスクープと呼べるような記事はありませんでした。そんな中、この話題にそんなに食いつくかと思ったのが「戦艦武蔵」の発見です。私個人的には興味がありましたが、やはり日本人は戦艦大和が好きなんでしょうね。武蔵は第2次世界大戦中に建造された大日本帝国海軍「大和型戦艦」の2番艦です。大和は30年前に発見されていましたが、武蔵は今回、戦後70年にして初めて沈没の場所がわかりました。同時に映像も公開されました。サンデー毎日3月22日号はカラーグラビアで「戦艦武蔵71年目の発見」。フライデー3月27日号は「240億円かけてアメリカの大富豪が発見 これが戦艦武蔵!70年ぶりにフィリピンの海から蘇った」。フラッシュ3月24日号は「フィリピン沖で70年ぶりに発見!ありし日の写真を大発掘 その雄姿を心に刻み込め!いま甦る『戦艦武蔵』!」。週刊SPA!3月17日号は「『大和』の姉妹艦が71年ぶりに姿を現した 『宇宙戦艦ヤマト』松本零士が物申す 戦艦武蔵は日本人自ら引き揚げろ!」。では、いくらくらいかかるのでしょうか。それに答えるのが週刊新潮3月19日号の「『戦艦武蔵』轟沈から71年!1000人が眠る巨艦サルベージにいくら掛かるか?」。金額は明らかではありませんが、兆単位は確実とみられています。大和の引き揚げのほうが安いでしょうね。

さて、先週のスクープといえば道11区選出の代議士・中川郁子さんの“路チュー不倫”。週刊新潮は続報「未亡人『中川郁子』不実な口づけの代償」4ページを、またトップにもってきていました。本人は農水政務官を辞めるつもりはないようですが、政治生命は断たれたといってもいいでしょう。少なくとも道11区から出ても支援する人はいません。息子はまだ大学生で、次の衆院選がいつあるかわかりませんが、被選挙権の25歳になっているかどうか微妙なところです。そもそも政治家を家業にすべきではないのですから、これはこれでよかったと思ったほうがいいのかもしれません。週刊文春3月19日号は「中川郁子“色惚けママ”に困惑するフジテレビ娘と慶大息子」と報じています。同時に同誌では「中川・門“路チュー不倫”を生んだ肉食系二階派の風紀」という記事も。

その政治関連ですが、週刊文春が文部科学大臣・下村博文さんの追及第3弾「下村文科相『1200万円会費納入リスト』公開 『大臣を辞めざるを得ないものを渡します』編集部に届いた衝撃の内部文書」を掲載。ハッキリした証拠が出てきました。それでも安倍内閣は下村大臣を守るでしょう。新聞・テレビは“政権のイヌ”ですから厳しく対峙しようとはしません。そのあたりのことを週刊実話3月26日号が「結局無罪の小沢一郎報道とは大違い 安倍政権の“番犬”と化した大新聞、テレビ局の魂胆」と指摘していました。そこで出てくるのが週刊大衆3月23日号の「『政治とカネ』問題の余波で大ピンチ!崖っぷち安倍晋三首相の切り札は『橋下徹と電撃合体』」という記事。かなり飛ばしていますが、絶対ないともいえません。そんな安倍政権に、サンデー毎日は先々週から「自民党OB『安倍政権』にモノ申す」という連載を始めています。第3回目は元副総理の山崎拓さんが吼えます。Newsweek日本版3月17日号は「安倍70年談話を占う5つの論点」という特集を組んでいました。

東日本大震災から丸4年を迎えた日本。「『安倍昭恵vs小泉進次郎』みちのく戦争勃発!」と報じるのは週刊SPA!。漁師や若者の声を聞く昭恵夫人と、地権者の声を代弁する小泉政務官の対立が高まってきているようです。週刊ポスト3月20日号は「下請け業者の告発で明るみに出た2兆円利権の暗部 環境省と大手ゼネコン『除染手当ピンハネ疑惑』」という見出しで、内部文書をすっぱ抜いていました。サンデー毎日は「『3・11』4年後の真実『福島原発』放水活動で何が起きたのか」として、元消防庁長官の久保信保さんが当時のことを明かしています。週刊大衆は「やっぱり信用できない!3万ベクレル放射性セシウム太平洋に垂れ流し!! 変わらぬ東電『隠蔽体質1500日』」を指摘。原発問題といえば京都大学の助教・小出裕章さんが3月で定年退官します。週刊現代3月21日号は「孤高の反原発学者が最終講義 小出裕章 最後に私が伝えたかったこと」、フライデー「反原発に捧げた41年 退官・小出裕章京大助教『再稼働主張するカネ儲け主義者たちへ』」を書いていました。

原発が危険なのは天変地異だけの話ではありません。安倍晋三総理の軽率な言動でイスラム国のテロに巻き込まれた日本。週刊SPA!は「『日本はテロを防げない』元自衛隊トップが警告 『イスラム国』事件で『原発テロ』が起こる!」と元陸上幕僚長の冨澤暉氏を取材。週刊東洋経済3月14日号の特集は「今、そこにある危機 テロと戦争」。その中で元内閣危機管理監の伊藤哲朗氏は「原発の守り固めよ。地震や津波よりテロが脅威」と訴えていました。そのほか同特集では「技術が変える21世紀の戦争」「基礎からわかる軍事と自衛隊」「東シナ海安定の総合戦略」「図解イスラム国の世界戦略」「サイバーテロ対策に多額の投資はいらない」等々、テロへの備えが十分とはいえない日本の現状を多角的に検証していました。週刊大衆は「ISISのルーツと過激思想 残虐非道イスラム国はこうして誕生した!」という短期集中連載を開始。第1回は「ヨルダン空軍兵士『火あぶり動画』『19分未公開シーン』に隠された衝撃真実」。執筆は中東諸国を4年間にわたり取材した気鋭の女性ジャーナリスト・大高未貴さん。1994年、元ミス日本国際親善。その後、世界100カ国以上を訪問し、チベットのダライ・ラマ14世、台湾の李登輝元総統、アラファトPLO議長などにインタビューをしたというライターです。それだけに今後の展開が楽しみではあります。

川崎中1殺害事件の続報です。週刊文春「『妻と一緒に面会に行ったが、息子は俺の前で…』川崎中1惨殺少年A父独占告白」。週刊新潮「供述から見えてきた『集団私刑』の全貌『川崎中1殺害』狼たちの夜」。サンデー毎日はルポライター・毛利甚八さんの特別寄稿「川崎・中1殺害 『人が死ななければ真剣にならないそんな社会を変えよう』」を掲載。毛利さんは、少年審判などを題材とした漫画「家裁の人」の原作者でもあります。事件といえば「平成の八つ墓村」とも呼ばれる淡路島5人惨殺事件。週刊新潮は「なぜか新聞社が実名報道した『淡路島5人殺害』犯の妄想歴」、週刊文春「淡路島5人刺殺犯がネット公開 実母も攻撃対象 恐怖の『処刑リスト』」、フライデー「実父も被害者も恐れていた事態 なぜ男は放置され続けたのか 淡路島5人殺害事件 どこにでもいる『ひきこもり魔』の恐怖」、週刊朝日3月20日号「淡路島5人惨殺事件 資産家一族に何が…引きこもり男の素顔」と犯人像にそれぞれ迫っていました。

今週は医療についてのトピック的な記事が目につきました。週刊文春「口癖は『簡単な手術だから大丈夫』群大病院8人の命を奪った医師の正体」、フライデー「開腹手術で10人、腹腔鏡手術で8人が死亡。なぜオペをやり続けたのか?『18人死亡』群馬大病院問題医師の素顔・経歴・評判これだ!」と、群馬で起きた大量死亡事件についての記事が2誌にのみ出ていました。そのほか、週刊ポストが「基準値が『120』から『178』に変われば“病人”は10分の1に減る―悪玉コレステロールは『悪者』ではなかった あなたのかかる医者はなぜ『本当のこと』をいわないのか?」。週刊現代は「糖尿病、高血圧、花粉症、インフルエンザ……現役医師20人に聞いた 患者には出すけど、医者が飲まないクスリ」。記事中には「医者が絶対に飲まないクスリ一覧」と表になっていますので一目瞭然。気になる方はぜひ同誌を。

大塚家具問題は今週も大量の続報が出ていました。週刊東洋経済は「大塚家具 経営手法の違いに加え、大塚家の相続問題が絡む」と指摘。週刊大衆は「創業者父vs美人娘 大塚家具ドロ沼お家騒動に消費者の『冷ややかブーイング』。週刊現代「父派か、娘派か 大塚家具の社員たち『究極の選択』」。アエラ3月16日号「大塚家具 決裂の根に父娘のねじれた愛憎」。週刊実話は連載の「企業・経済深層レポート」で「経営権を巡る内紛!創業家に吹き荒れる“春一番”」として大塚家具と雪国まいたけを取り上げていました。週刊プレイボーイ3月23日号は「もしも、大塚家具の新入社員として久美子社長に意見を求められたら……」という妄想記事。週刊文春は「深夜2時に恐怖の電話!?大塚家具 かぐや姫のパワハラ証言」、フライデーは「大塚家具の久美子社長 鬼のパワハラ言動 社員たちの悲鳴」と、ここにきて久美子社長へのネガティブ記事が多くなってきました。ざっと“骨肉の争い”の構図を示すと、父・勝久(71)側についているのは妻・千代子(68)、長男で専務執行役員の勝之(45)のほか、ほとんどの執行役員、全国16店舗の店長。他方、長女で社長の久美子(47)側についているのは、次男で執行役員の雅之、二女で資産管理会社「ききょう企画」社長の舞子、三女の智子とその夫で上席執行役員の佐野春生と、まさに真っ二つの状況です。

海外の話題としては、同盟国の大使を切りつけるというちょっと信じがたい事件が韓国で起きました。週刊文春は「反米でもから一転『アイ・アム・リッパート』 米大使刺傷テロは韓国の“致命傷”」、週刊新潮「米大使を襲った『韓国活動家』の隠れ蓑」、Newsweek日本版「米大使に切り付けた韓国民族派の暴走歴」、フラッシュ「同盟国アメリカ大使にテロ!三流国家『韓国』5つの墓穴」と書き立てていました。義憤にかられたから襲ったのだと思いますが、その真意はまだはっきりしません。でも逆にいえば、日本はこの70年間、アメリカの属国となってきて、ずいぶん理不尽なこともされてきました。いまの沖縄の問題もそうです。それに対し、日本の民族派が怒ったという話を聞いたことがありません。もちろんアメリカ大使を襲えとはいいませんが、私自身、単に「韓国はおかしい」と一笑にふす気にもなれません。

週刊文春は「今週も芸能ネタでスクープか!」と思いましたが、フライデーもバッチリ載せていました。すっかり女優としての地位を確立した感のある小泉今日子さんの熱愛報道です。週刊文春は「小泉今日子“芸能界のドン”から独立 個人事務所設立の陰に新恋人!」。フライデーは全部でカラー8ページの袋とじ。前半の袋とじは「同い年、バツイチ―これが最後の恋かもしれない 小泉今日子と豊原功補『連泊の大人愛』何から何まで一部始終史上中継」。後半は「和食店・バー・彼女の自宅『二人だけの世界』」。どちらも“スクープ撮”といっていい写真ですが、何となく“わざと撮らせているのでは”という気もしなくもありません。ともに年齢は49歳。豊原さんは既婚者かどうかもはっきりしないようです。

スポーツ関連では、週刊現代が「僕の前に道はない、僕の後ろに道は出来る 大谷翔平『自分を信じる』才能」をモノクロ8ページでドドーンと掲載。週刊プレイボーイでも「日本ハム大谷 夢の20勝&30本塁打は『火曜ローテ』で実現する?」という記事を載せていました。打者目線で石毛宏典さん、投手目線で野村弘樹さん、捕手目線で里崎智也さんの3人が分析しています。同誌では「アスリートたちの献身と約束の物語……スポーツ界『男気』伝説!!」という特集も組んでいました。その中でスキージャンプ・葛西紀明さんの極貧時代のエピソードが紹介されていました。フラッシュには「開幕前夜祭で魅せたきらきら美脚ドレス 美女ゴルファー“ご出勤”SHOW!」というカラー見開きページに北海道出身の藤田光里さんが、黒地にひまわり柄のドレスで登場する姿が。

この3月で廃止となったブルートレイン関連も各誌あつかっていました。週刊ポストは「郷愁の北斗星『最後の冬』 上野―札幌、寝台特急の旅を鈴木宗男がレポート」。新党大地代表の鈴木宗男さんのレポートというのはなかなか斬新です(笑)。そのほか、週刊朝日の巻末グラビア「北斗星、トワイライトエクスプレス引退 さよなら『星空列車』」、週刊大衆のカラーグラビア「『走る豪華ホテル』の57年間を写真で振り返る―さらばブルートレイン」、週刊プレイボーイ「ガチ“鉄女”モデル・市川紗椰も惜別 豪華寝台列車『トワイライトエクスプレス』運行終了!」。

週刊朝日とサンデー毎日は、毎年恒例の「東大・京大合格者」の特集。通常の発売日を2日遅くするほどの力の入れようです。今回は国公立前期日程の判明分を速報で掲載しています。誰が知りたいのかと思いますが、まだまだ学歴信仰がある日本では需要があるのでしょう。手を変え品を変え、これは5月くらいまで続きます。実際、それなりに部数が出る企画のようです。アエラの特集は「いまの勉強では通用しなくなる」。進化する進学校、伸びる進学校・沈む進学校など、進学問題について大特集です。いつ取材をしたのかわかりませんが、東京大学次期総長の五神真さん、元東京都初の民間人校長などを務めた藤原和弘さんと、政治資金問題で揺れる文部科学相の下村さんの鼎談も載っています。発行前に下村さんが文科相を辞任されたらどうしようと、アエラ編集部はヒヤヒヤだったかもしれません。

今週、私が注目した記事は次のとおりです。まずフライデーの「厚労省・村木事件に続く大失態の捜査現場を、ハメられた“最年少市長”が告発 無罪美濃加茂市長・藤井浩人が暴露 警察・検察の暴言、決めつけ、脅し」。あまりにもひどい捜査の実態を暴露していました。国家によって事件が捏造される。あってはならないことです。フラッシュの「作家・佐藤優はいかにして『新・知の巨人』となりしか」もコンパクトにまとめられていて、いい記事でした。とくに紙媒体で佐藤さんを見ない日はないくらい、とにかく書いています。実際、これまでに出した単行本は88冊、共著は50冊、連載は新聞6本、雑誌31本、ウェブ3本……それに加え、とにかく本を読んでいます。初代・知の巨人は立花隆さんでしたが、いまや質・量ともに佐藤氏が知の巨人であることに異論はないでしょう。そのほか、週刊実話のカラー特集「史上“最狂”のテロ集団 オウム真理教事件20年目の真実」、Newsweek日本版の「LEDでついに太陽光まで再現」も面白く読みました。笑ったのが週刊ポストの「大誤報連発で創刊以来の危機だった朝日より読売が部数を減らしていた」。衝撃の事実です。日本人の気質として、人の悪口を言うやつを信用しないところがあると思います。とかくマスコミ関係者は人の悪口ばかり言っています(それが商売のネタでもあるので仕方ないところもあるのですが)。私には性に合いません。

以下、道内関係です。週刊新潮が「北海道新聞『嘱託看護師』が焼死直前に遺したダイイング・メッセージ」、さらに「ドン『町村』に『橋本聖子』がタテ突く『札幌市長選』の乱」を報じていました。週刊文春は「中島みゆき母校卒業式『偽FAX事件』不都合な“新犯人”」。週刊朝日「著名なマンガ家たちが語る歴史マンガの可能性」では「週間マンガ日本史」74号で「勝海舟」を描いた北海道出身の漫画家・安彦良和さんが取材に答えていました。週刊文春連載の「私の読書日記」では、北海道出身の作家・池澤夏樹さんが「本当のアイヌ史、原発は『漏れる』」を執筆。フライデーの「全受験生&親必読 文科省委員会が調査して分かった日本のアホバカ大学250」の中に北翔大学が入っていました。

日本マイクロソフトの社長が7月付けで代わります。週刊東洋経済は「日本マイクロソフトが双頭体制になる理由」として記事化。進社長となる平野拓也さんは、見た目アメリカ人そのものですが、生粋の北海道出身です。父親は日本人、母親はアメリカ人のハーフ。日本語も英語も完璧です。週刊現代連載「人生の相棒」には、北海道出身のグラビアアイドル・川村ゆきえさんがミニチュアダックスフンドのココと出ていました。フラッシュの「日経、東スポ記者だけじゃなかった~副業はAV、本業はお堅い仕事の女たち~あなたの部下8人がアダルト出演で脱いじゃった!」には北海道出身の塚田詩織さん(20)が登場。T155・B101W60H95のダイナマイトボディ。AV歴は7カ月ですが、すでに出演本数は7本。本業は都内のイタリアンレストランの給仕です。週刊実話連載「めちゃ2濡れてるッ!AV特報」では、北海道出身のかすみりささんの「人妻ランジェリー かすみりさ」が紹介されていました。ではまた来週。(鈴木正紀)