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集部日記

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2015-04-06 週刊誌レビュー(3月30日~4月5日)

3月27日放送の「報道ステーション」を見た人も多いかと思います。元経済産業官僚の古賀茂明さんが生放送中に、自身の降板をめぐって政権からの圧力を訴えたのです。前代未聞というか、禁じ手を使ったというか、古賀さんのフラストレーションは相当なものだったのでしょう。そのあたりのことを古賀さんは週刊誌にも語っていました。週刊プレイボーイに連載コラムを持つ古賀さんは同誌4月13日号で「30年間も官僚として国家に関わったけど、変えられなかった。外側から誰かがやらなきゃ」と4ページにわたり激白。フライデー4月17日号も「放送前、CMの間、番組終了後。テレ朝幹部、スタッフ、古館さん、私。工作、圧力、抗議、激論…古賀茂明 あの日の『報ステ』の裏側・楽屋の録音、全部話します」との記事を掲載していました。

もちろん、古賀さんに批判的な記事もあります。週刊文春4月9日号は「『報道ステーション』電波ジャック 古賀茂明vs古館伊知郎内ゲバ全真相」。でも今週はこの記事だけでしたね。週刊新潮4月9日号は「報道ステーション『古賀茂明』暴走でその一端が白日の下に 大メディアを鷲掴み『安倍官邸』剛柔のカギ爪」と、これまで官邸がおこなってきたメディアへの圧力を総括的に報じていました。

今週、世間を騒がせた政治ネタといえば、維新の党を除名された衆議院議員・上西小百合さんの「秘書との不倫旅行疑惑」。一部週刊誌で報じられたと聞いていたのですが、それが週刊文春の「浪速のエリカ様 国会サボってホワイトデー温泉旅行疑惑」。半ページくらいの記事でした。この一件で、党の最高顧問として上西さんと疑惑の秘書を公の場にさらした橋下徹さんは、何だかんだいってさすがです。並みのトップだとこんなことはできないでしょう。それにしても、国民をナメているとしか見えない31歳のオネエちゃんが何千万円もの給料をもらっているのですから、日本の政治の仕組みは狂っています。

女性議員でいうと中川郁子さんも負けていません。いまだに誌面をにぎわせています。火付け役の週刊新潮はモノクログラビアのトップで「復活の“路チュー”」と、3月30日の衆議院予算委員会に純白のレースの胸元にパールが光る中川さんをドーンと掲載。さらに週刊朝日4月10日号は「路チュー中川政務官 復帰もまだまだ続くイバラの道」、週刊文春は「無風の統一地方選に北の嵐 中川郁子政務官も登場の怪」と地方選と絡めた切り口の記事が出ていました。

もう1人女性議員の話題を。週刊新潮が「『選挙民に日本酒贈呈』をない事にした『稲田朋美』政調会長」。とにかく叩けば出てくるものです。稲田さんの夫は弁護士ですが、どちらかといえば“トンデモ弁護士”の部類のよう。妻が権力に近いところにいるせいなのでしょうかね。まったく別件ですが、ちょっと気になる記述があったので紹介しましょう。週刊朝日の「飯島勲内閣参与が安倍政権の危機管理をぶった切る」記事。ここで飯島さんは、統一地方選の結果いかんでは次期衆院選に出身地の長野県上伊那から出馬する可能性を示唆していました。

首相の安倍晋三さんが自衛隊のことを「わが軍」と言いましたが、それに呼応するかのように護衛艦「いずも」が3月25日に就役しました。護衛艦といいながら全長248メートル、幅38メートル、基準排水量1万9500トン、ヘリコプター9機を運用できるそうです。どう見ても空母です。週刊新潮のモノクログラビアは「“わが軍”の『空母』」、週刊ポスト4月10日号のモノクログラビアも「海上自衛隊最大。ステルス戦闘機の離発着も可能 自衛隊“空母”の巨大甲板に立つ」。週刊朝日は「安倍首相のむちゃな要求で、隊員の生命が政治の道具に 自衛隊追い詰める安保法制改革」を載せていました。

今週も大塚家具の記事が多いのには、ちょっとビックリです。まだまだ終ってほしくないのか、アエラ4月6日号は「大塚家具の株主総会は娘に軍配でも消えない憂鬱 父娘バトルは延長戦へ」、週刊新潮「『かぐや姫』が勝った『大塚WARS』続編タイトルは『親父の逆襲』」、サンデー毎日4月12日号「娘の『父親』追放作戦の行方 大塚家具 勝者は久美子社長…それでも続くドロ沼バトル」、週刊実話4月16日号「父娘バトル勝利!『大塚家具』かぐや姫が奔走する“逆襲封じ”」、週刊文春「『大粛清が始まる』大塚家具 会長会見に並んだ男たちの運命」、週刊朝日「父に次いで母も参戦するが、玉砕 戦い済んで日が暮れた“かぐや姫”と大塚家具」、そして週刊SPA!4月7日号「注目の親子喧嘩は娘に軍配!! 大塚家具株主総会バトルの内幕」。同誌には久美子社長の実物大かとも思える大きな顔写真が掲載されていました。

日本人2人を含む乗客乗員150人全員が死亡したLCC機の墜落。一報を聞いたとき「テロか」と思いました。真相は違いました。あってはならないことですが、副操縦士自殺の巻き添えのようです。亡くなった人にとってみれば、あまりにも理不尽な人生の終わり。死んでも死にきれません。しかし、最後は運が悪かったというしかありません。誰かを恨んでも、亡くなった人はかえってこないのですから。Newsweek日本版4月7日号は「崩れたパイロットの安全神話」を特集。「悲劇を生んだ原因は守られすぎた操縦室?」との問いかけもしていました。フライデーは「JAL、ANA、スカイマーク等、日系9航空会社を緊急取材。『エマージェンシー対策』を問う!操縦士のメンタル調査『本当はどこまでやっているのか』」。週刊文春「ドイツ機事故で世界が震撼 LCCは本当に危険なのか?」、週刊朝日「ドイツ機墜落 防げなかった格安航空会社のほころび」とLCCだから起こったような仕立てになっていますが、それとこれとは別問題だと思います。

また週刊文春がスクープを飛ばしました。「告発スクープ 日テレ『スッキリ!!』新キャスターの資質を問う!上重聡アナ有力スポンサーから『1億7千万円マンション』利益供与」。この4月から朝の顔となった上重さんですが、このダメージは大きいでしょうね。降板はやむなしといったところでしょうか。そもそもABCマートの元会長が、なんでここまで上重さんに便宜供与をしたのかが不明です。確かにものすごいお金持ちのようですが、それによって将来のある青年を潰したといわれても仕方ありません。そもそも上重さんのほうにも隙はあったんでしょうけどね。

スクープといえば、週刊現代4月11日号の「カリスマ・ファンドマネジャー清原達郎(タワー投資顧問運用部長)手の内を明かす『私はこれから先をこう見ている』」も見逃せません。私も以前、いち早くニトリに注目した人物として清原さんのことを調べたことがあります。何せ年収100億円のサラリーマンです。取材要請はあったにしても、これまで表に出てくることはありませんでした。それが4ページ超のインタビューに答えているのです。聞き手はジャーナリストの伊藤博敏さん。興味のある方は、ぜひ同誌を。

サンデー毎日、週刊朝日恒例の大学特集を見てみましょう。サンデー毎日は全国2336高校の有名104大学合格者数を一挙掲載。特集の総ページは90ページ(関連広告含)!一方の週刊朝日は2334高校となぜか2校少ない数。総ページは67ページ(同)。これで4週連続です。来週もあるのでしょうか。恐るべし、学歴信仰!

今週の注目記事です。統一地方選がらみといえばそうなのですが、週刊アサヒ芸能4月9日号「渋谷区議選出馬表明の今こそすべて明かします 元恋人バックダンサー(内山麿我)が激白90分 浜崎あゆみとオレの『壮絶SEX修羅』3カ月!」。区議選に出るためには何でもありという潔さには、ある意味感服しました。週刊朝日「小規模でも勝算あり 注目!首都近郊の元気な『地チーズ』農家たち」。地ビールならぬ地チーズという響きに、オッと思いました。休耕地を利用し、牧草だけで飼育する牛でチーズをつくる。何かのヒントになりそうです。週刊プレイボーイ「3年で108億円もの弁護士予算が用意された 東電“リーガル・ハイ”軍団のトンデモ屁理屈集」。弁護士とは何かとつくづく考えさせられます。東京電力の賠償金カットのためなら「放射能は無主物」「自殺はその人が弱かったから」等々と弁護士は言ってしまうのです。莫大な報酬に目がくらむ愚かさ。彼らに気づく日はくるのでしょうか。

週刊現代恒例の「全日本人必読」シリーズ。今回は「間違うな!これが実像だ 世界のトップが見たニッポン国『本当の実力』」は3部に分かれて全13ページ。読み物として大変面白かったです。同じく読み物としては、週刊東洋経済4月4日の特集「ビジネスに効く!世界史&宗教」もなかなか。こちらは全46ページ。私なんかは世の中に、宗教ほどおかしなものはないと思いますが、それを知らずして世界と渡り合うことはできないということも事実です。くだらないとは思っても勉強は必要です。

以下、道内関連です。社長が北海道出身・岩田聡さんの任天堂ですが、週刊実話が「市場が囃す任天堂・DeNA提携に4つの不吉」。週刊ダイヤモンド4月4日号の「春闘狂騒!遠い景気回復への道」では、一斉回答日(3月18日)時点の92社の要求と回答を掲載。道内企業では唯一「ニトリ」が出ていました。要求額は1万3064円で回答額は1万185円。ちなみに昨年の実績は7200円。週刊SPA!連載の「飯田泰之・荻上チキのヤバい研究報告書」は夜の経済学シリーズ。「ニッポン買春白書2015~8都市8000人調査編~」を掲載。8都市といいながら、結果は県単位。北海道、埼玉、東京、神奈川、愛知、大阪、福岡、沖縄です。北海道は平均1万1980円。最頻値は1万円。8都市の中で最低値でした。

週刊プレイボーイの不定期連載「鈴木宗男×佐藤優【東京大地塾レポート】」の第6回は「鳩山由紀夫元首相のクリミア訪問は日本外交に何がマイナスなのか?」。佐藤さんが詳しく解説していました。宗男さんといえば週刊大衆4月13日号が、4コマ漫画「ムネオ先生が行く!」を新連載。作画はよしだみほさん。登場人物はムネオ先生、タカコさん、アカマツ秘書、ササキ秘書。どういう経緯で始まったのかよくわかりません(笑)。

週刊文春連載の林真理子さんのエッセイ「夜ふけのなわとび」は「本屋へ行く幸せ」。コーチャンフォー稲城市若葉台について書いていました。スポーツライターの小川勝さんがサンデー毎日で連載している「Sports Spirits」は「成長著しい最年少アシスト王」として、女子バスケットボール富士通の町田瑠唯さんを取り上げていました。町田さんは札幌山の手高校出身です。週刊朝日「北島三郎×水町レイコ “サブちゃん”78歳からの新たな船出!」。水町さんは北島さんの娘。親子対談です。同じく週刊朝日では新連載「全国“ゆるくない”キャラ図鑑」が始まりました。栄えある第1回に取り上げられたのが「時計GUY」。札幌市時計台のゆるキャラです。私は初めて知りました。なにやら妖怪だといいます。気になる方はぜひ同誌を。

フライデーが「打球直撃→右目失明で『4200万円支払え』 札幌ドーム『ファウル事故』巨額賠償判決は妥当か否か」を報じていました。球団にしてもドームにしても観客にしても由々しき問題です。観客は危険を承知で見にいっているはずですが、子どもや年寄りに自己責任を言っても説得力はありません。見にいくなということになります。ドーム側は控訴しているようですが、果たして……。サンデー毎日の「SUNDAY LIBRARY」では、北海道出身で「HONZ」代表の成毛眞さんが書いた『メガ!巨大技術の現場へ、ゴー』(新潮社、1400円)と、こちらも北海道出身で現在拘留中の木嶋佳苗さんが書いた自伝的小説『礼賛』(角川書店、1600円)が紹介されていました。週刊実話連載の「ぬきなび」には札幌・ススキノの「人妻遊郭」が「愛と性の【おもてなし】完全生即尺、至福の時」と紹介されていました。

財界さっぽろ5月号の締め切り真っ最中です。社内の原稿チェックはもちろん、自分の原稿も抱えていて、時間を惜しんでこの日記を書いています。かなりの乱文になっていると思います。なにとぞご勘弁を。ではまた来週。(鈴木正紀)