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集部日記

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2014-11-25 週刊誌レビュー(11月17日~11月23日)

今週の各誌は、当然のことながら衆議院解散・総選挙関連の記事が目白押しです。週刊現代11月29日号は、巻頭ぶち抜き14ページの大特集「深層スクープ 急転直下!いざい年内総選挙へ 12・14解散総選挙『全情報』」。安倍晋三総理の狙いは「小泉純一郎・郵政選挙」の再来か。最初は誰も本気じゃなかったが、一度吹き出した「解散風」を見て「ならば、この風を利用すればいい」と安倍総理は決断。果たして、この勝負、吉と出るか、凶と出るか――というところ。週刊ポスト11月28日号は「史上最低の解散劇全内幕 安倍『今ならまだ勝てる解散』で隠そうとした4大失政を暴く」。選挙が終われば増税も年金カットもやり放題の霞が関、そして選挙公営200億円に狂喜乱舞している大メディアのありようを描いています。また、同誌にはアムステルダム大学名誉教授のカレル・ヴァン・ウォルフレンさんが「メディアと官僚が作り上げた『安倍政権という虚構』」を緊急寄稿。アメリカの隷属国であり続けようとする「現状維持中毒者」の嘘に声をあげる時だと訴えていました。

週刊朝日11月28日号は「本当に今やるべきか!? 我欲のまま自己チュー解散」として、消費税、景気、沖縄などの失態で馬脚を現す前に、すべての課題を先送り。国の将来そっちのけで、もはや党利党略ですらないとバッサリ。野望現実“政権延命選挙”と名づけ100選挙区の予測をしていました。サンデー毎日11月30日は「国民無視の『師走総選挙!』自民250議席台なら安倍退陣政局 まさに党利党略 大義なき自爆解散」。週刊文春11月27日号「血税700億投入でなぜ今?『大義なき解散』全内幕 新聞・テレビが報じない12・14総選挙」。週刊アサヒ芸能11月27日号「増税先送りで総選挙だと!安倍『大義なき解散』の裏にあった政権大暗闘」。週刊東洋経済11月22日号「19日解散、12月総選挙へ『増税先送り』の舞台裏」。フライデー12月5日号「アベノミクス失敗解散で動乱・辞任へ」。アエラ11月24日号「大義なき衆院解散と安倍自民勝利がもたらす結末は…財政の“麻薬”と改憲」といった具合です。

それにしても、やはり釈然としないのが、なぜこの時期なのか。週刊プレイボーイ12月1日号は「意味不明!安倍解散 本当の動機は『小泉さんを超えたい』だけだった(涙)」と、人気と任期で“小泉超え”を果たしたい坊ちゃん総理に付き合わされる国民の不幸を嘆いていました。安倍さんの頭の中は、本当にこんなものかもしれないと思わせます。週刊大衆12月1日号は「永田町騒然!!安倍官邸に『増税先送り解散』決意させた野党大物の『不用意すぎるひと言』」。そのほか総選挙がらみでは、週刊新潮11月27日号が「開戦!勝機は我にあり」というワイド特集で、21人の候補者をピックアップ。その中の1人に新党大地の鈴木貴子さんもいました。見出しは「父『宗男』と捻り出した議席死守の4プラン」。また同誌は「消費増税“先送り反対”長老と安倍総理のアタマの溝」という記事で、安倍総理の出身派閥「清和研」の町村信孝会長のあたふたぶりを紹介していました。フライデー12月5日号は「最注目選挙区オンナたちの寝技と絶叫」で、北海道11区の中川郁子さんについて触れていました。Newsweek日本版11月25日号「正念場を迎えたアベノミクス 日銀の追加緩和に続き解散・総選挙へ突入―だが改革は本当に進むのか」。週刊文春「電撃解散で再び総裁選に意欲 石破茂大臣は“不義理”の常連」。週刊実話12月4日号は「大阪は『裏切り』の大義あり!橋下vs創価学会・公明党、総動員の肉弾戦」。各誌おおむね自民党は議席を減らすだろうと見ていますが、元首相秘書官で内閣参与の飯島勲さんは、週刊文春の連載「飯島勲の激辛インテリジェンス」で「電撃解散で自民は議席を上積みする」と予測していました。

先週に引き続き各誌関心を示しているのが、日本テレビの女子アナ内定取り消し問題です。週刊現代は「独占スクープ第2弾」として「女子アナ内定取り消し ミス東洋英和・笹崎里菜さんvs日本テレビ『往復書簡』を公開する」を掲載。フライデーは「女子アナ内定取り消し 日テレはどこで何を間違えたのか」。週刊文春「女子アナ『内定取り消し訴訟』 法廷はホステス歴をどう裁く?」。週刊実話は「日テレが損害額に青ざめるミス東洋英和アナ内定取り消し」と報じています。まだ裁判は始まっていませんので今後の展開はわかりませんが、仮に日本テレビが裁判に負けると数百万円の慰謝料を払うことになりそうだとか。それよりも大きいのが日本テレビのイメージダウン。某広告代理店のシンクタンクがリサーチを書けた結果、1000億円以上の損害が出ているということです。

さらに、週刊ポストは「日本テレビがミス東洋英和『ホステスアルバイトで内定取り消し』で緊急開催 テレビ局員本音座談会『清廉な女子アナ?じゃあ夏目三久も使うなよ』」と某キー局のプロデューサー、編成などにかかわってきたベテラン社員、数多くの局に出入りする制作会社スタッフの計3人の座談会を掲載。現役女子アナが、テレビで下ネタを言い、下着モデルや問題サークルの広告塔になっている実態などを指摘、入社後はホステス以上にホステスらしい仕事をしている事実を赤裸々に明かしています。まさに「天に唾する」とは、こういうことをいうのでしょう。フラッシュ12月2日号は「日テレ女子アナ内定取り消しに同局幹部も通う銀座ママたちが大憤怒!」。本当にさまざまな切り口があり、編集者的には大変参考になります。

次の話題も各誌食いつきがいい。朝日新聞社・木村伊量氏の社長退任に伴う新人事です。サンデー毎日はジャーナリストの青木理氏が「“初づくし”千葉大卒・大阪社会部出身・55歳 朝日新社長で図る『再生』」を執筆。フラッシュは「『傍流の人』が抜擢されたサプライズ人事 朝日新聞新社長に見る『棚ボタの履歴書』」、週刊ポスト「それでもパワーゲームに終始した朝日新聞『新社長人事』の迷走」と報じています。確かに、東京大学卒業などのエリートが多い朝日新聞社としては異例です。その裏では、週刊文春が「超軽量新社長で院政 朝日新聞の“闇将軍”気取り木村伊量特別顧問は個室と秘書要求」、週刊実話「朝日新聞新社長人事に社内で飛び交う『ワンポイント尻拭い役』」という見方もされています。

今週、私が興味をそそられた記事は、週刊現代の「現地で徹底調査 何でも日本一 福井県に学ぶ『幸せな暮らし』の秘密」です。実際、小中学生の学力と体力1位、社長輩出率1位、女性の社会進出1位といった具合で、北海道とは正反対です。もちろん、単純な比較などできませんが、とくに知事をはじめ道庁職員はよく読まれたほうがいいと思います。もう1本、週刊東洋経済連載の「ひと烈風録」も読ませました。第2回は、インターネット・モバイル端末をベースとしたコンシューマー向けサービス「エイチーム」の社長・林高生さん。見出しは「どん底からはい上がった創業者の強さと優しさ」。1971年、岐阜県生まれの林さんを語るにあたり、ことさら取り上げられるのが中卒だということです。しかし、学歴と商売の才覚は別物です。現に同社は東京証券取引所第1部上場企業。世の中、学歴ほどアテにならないものはありません。あらためて痛感します。

さらにもう1本。週刊ポストの「死ぬまでSEX特別講義」も一読の価値ありです。「加藤鷹×溜池ゴロー(熟女AV監督)がザンゲ!?『AVが広めてしまったSEXのウソ、間違いを正します』」。ちなみに溜池氏は私と同じ50歳。彼がつくる熟女AVには、何かしら通じるものを感じます。そんなことはどうでもいいのですが、誌上で加藤鷹と特別講義を実演するのが北海道出身のAV女優・大槻ひびきさん。いまや大人気女優です。そんな2人の絡みは、崇高な行為を見るような感覚に陥ります。詳しくは同誌を。

そのほか道内関係では、週刊東洋経済連載の「この人に聞く」にニトリホールディングス社長の似鳥昭雄氏がインタビューに答えています。「値下げしすぎを反省 品質重視で業績高める」としています。週刊新潮の特別読物には、北海道出身の外交ジャーナリスト・手嶋龍一さんが「敗北の大統領『バラク・オバマ』の真実」を寄稿。その手嶋さんは、同誌のファンケルヘルスサイエンス提供の見開きカラー2ページ広告「ようこそ健康院へ」のゲストとしても登場しています。アエラの大特集は「整理こそ人生だ!」。その中の「選択こそ『思考』の整理」という記事で、北海道出身の実業家・成毛眞さんは「自身の好奇心に忠実になる」と語っています。

ちょっと気になる記事が、週刊実話の「専門家が警告。北海道イワシ大量死は根室沖M8.5巨大地震の前兆現象」。週刊プレイボーイにはAKB48チームB所属の川本紗矢さんがカラーグラビア3ページ9カット掲載。地元・北海道のジャガイモをPRする「じゃがい問題研究所」助手としても活躍中です。週刊文春は「メジャーも注目の日ハム・大谷 日米野球でも一人“特別待遇”」。週刊実話連載「話題の1冊」の著者インタビューは、北海道出身の馳星周さん。新作「復活祭」(文藝春秋社・本体価格1850円)について語っています。

広告になりますが、週刊新潮掲載のJTの1ページ広告「あ、ちょっと一服いいですか?」には、北海道出身の作家・佐々木譲さんの「たばこの代わりの気分転換」という話が載っています。週刊実話は「冬休みに行ってみたい北海道“完璧絶景”の旅」で上士幌町のタウシュベツ川橋梁、富良野市の樹氷とダイヤモンドダスト、美瑛町の白ひげの滝、積丹町の神威岬、豊頃町の十勝川河口、浜中町の霧多布岬と6カ所が選定されていました。また、週刊大衆連載の「はんつ遠藤の美味巡り極うま麺」では、室蘭のラーメン店「ふじ亭」のザンギカレーラーメン870円が「手間のかかった芳醇な一杯」と紹介されていました。では、また来週。(鈴木正紀)