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集部日記

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2012-11-15 総選挙の争点

いいだけ引き延ばしておきながら、急転直下、11月16日衆議院解散、12月16日総選挙の投開票が決まるようです。うれしさ半分、虚脱感半分というところでしょうか。うれしさ半分というのは、これで自民党よりもひどかった民主党政権がようやく終わるということ。虚脱感というのは、せっかく選挙になっても投票に値すべき人がいないという、やるせない気持ちでしょうか。

私事で恐縮ですが、時期が悪すぎます。ご承知の通り「財界さっぽろ」は毎月15日の発売。16日の投開票では、ほとんど何も触れられません。ぐうの音も出ないくらいまいったのは、私が編集長になって2回目です。1回目は鉢呂吉雄さんの経済産業大臣インタビュー。そのインタビュー記事の掲載誌が店頭に並んだときは、すでに辞任していました。このときと同じくらいの“まいった”感です。

それにしても霞が関の官僚というのはしぶといものです。絶対に権限を渡そうとしません。そこに手を突っ込んでくるものに対しては、徹底して潰しにかかる。スキャンダルをマスコミにリークし、失脚させることなど朝飯前。犯罪がなくても勝手にでっち上げてしまうこともいとわない。社会の隅々にまで天下りのシステムをつくって老後を守る。役人栄えて国滅ぶ。よくもここまでの官僚国家をつくり上げたものです。

「公務員バッシングは、公務員を敵にすることで不満の矛先をそらし、ことの本質を見誤させようとする勢力の策略である」と指摘する人もいます。しかし、日頃、役所に行って思うことは、至ってのんびりしているということです。そう見えるのは、人が多いせいかもしれません。よほどのことでない限り責任を取る仕組みにはなっていないので、のん気なもんです。給料だって、高給とはいわないまでも、決して安くはありません。市民に対しては上から目線。国民の税金で食べさせてもらっているのだという意識はなく、税金は俺たちが自由に使える金だと勘違いしている。バッシングに加担するつもりはまったくありませんが、ちょくちょく役所に行く人間からすると、皮膚感覚でそう思います。まさに官尊民卑の国です。

これを壊せるか壊せないか。実は、ここ数回の選挙の争点はそこしかなかったのだと思います。原発問題も、分権問題も、結局はここに帰結します。2009年の政権交代前、公務員制度改革を「やるやる」と言っていた民主党は、結局何もできませんでした。それどころか官僚の、とくに財務省の言うがまま、マニフェストに書かれてもいない消費税の増税だけやってしまったのです。

果たして、本当に公務員制度改革をやれる政党、政治家は現れるのでしょうか。この1点だけを見れば、日本維新の会なのか、みんなの党なのか、太陽の党なのか、国民の生活が第一なのか……

さて、財界さっぽろ12月号は本日発売です。今月も話題は盛りだくさん。決して損はさせない750円。お早めに書店、コンビニへ。(鈴木正紀)