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集部日記

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2012-12-14 総選挙、目前

2012年も残すところあと半月。毎年言っていることですが、まさに〝光陰矢の如し〟。1年たつのが早いのなんのって、嫌になってしまいます。とりもなおさず、着実に死に近づいているわけですが、こればかりは平等で、どんなお金持ちも、どんな独裁者も、逃れられません。今日生まれた赤ちゃんも死に向かって歩み始める。そう考えると楽なものです。あれこれ悩むこともバカバカしくなります。いずれ必ずお迎えは来るのですから、自ら死に急ぐことなどまったくありません。警察庁によると、今年は自殺者の数が15年ぶりに3万人を割りそうだといわれています。一方、変死体の数は増え続けているそうですが……。

死といえば、目前に控えている衆院選挙。現職にとって落選は、ある意味〝死〟でしょう。ところで、日本のように毎年に近い頻度で、大きな選挙がおこなわれる国なんてあるのでしょうか。衆議院議員の任期は4年ですが、満了で終えることなど、まずありません。2年半から3年に1度はやっています。その間に3年に1度の参議院選挙。4年に1度は知事選挙があります。これらを組み合わせていくと、選挙のない年のほうが珍しい感じです。

そんなに日本人は選挙好きなんでしょうか。たぶん、そんなことはないと思います。だって、選挙のたびに裏切られているのですから、どちらかといえば「いい加減にしてくれ」という感情のように思えます。ただ、選挙で食べている人、政治で食べている人というのは相当数います。政治家本人はもちろん、そこにいろんな人が群がって、利権にあずかろうとしています。その人たちのために選挙をしているのではないかと思えてしまいます。

しかし、選挙を気にしていては、本業はおろそかになるでしょう。3年前、民主党が政権を取ったとき、幹事長だった小沢一郎氏は新人議員に次のように言ったといわれています。「君たちの仕事は、次の選挙に当選することだ」。決して、国政のことを一生懸命やれば、次の選挙にも当選するという意味ではありません。国政のことなどいいから、地元で活動しろということでしょう。志高く当選した人たちにしてみれば、いきなり脱力。「なんだそりゃ」、そうした人物が何人いたかは疑問ですが。

顧みればこの3年、閣僚はみんな短命でした。そもそも首相が1年でコロコロ変わるのですから、当然といえば当然です。当初、鳩山由紀夫さんは「1人の閣僚が任期いっぱい務める」と話していました。本来、そうでなければ省庁の改革などできません。ましていくつもやれるわけもないのですから、何か1つに目標を定めて4年かけてやる。それだけでも1府12省、計13の改革はできたと思います。大臣なんて誰でもできる。本当に必要がないと改めて再認識させてもらいました。とくに野田首相は、わずか13カ月の間に3回も内閣改造をおこなっています。これこそ、その証左でしょう。野田佳彦55歳。自民党と同じようなことをやっていて恥ずかしくなかったのでしょうか。

投票日が近づくにつれ、気が重くなります。入れたい人がいないということもありますが、これだけ政党が乱立してしまうと票は分散し、結局、自民党の勝利が目に見えているからです。確かに、この3年余の民主党政権には大いに失望させられましたが、では今度の選挙に3年前のような期待感があるかというと、まったくありません。〝政治に絶望している〟というのが正直なところです。

いずれにせよ、国民の側が賢くなるしか方法はないのだと思います。はっきり言って、大手マスコミの流す情報はあてになりません。何らかの誘導があると思って接しないと、どんどんどんどん間違った方向に行ってしまいます。そうならないためにも、ぜひ弊誌「財界さっぽろ」を読んでください。投票日の前日、12月15日(土)が新年特大号の発売になります。明日はお早めに書店、コンビニへ。(鈴木正紀)