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集部日記

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2013-03-15 ボロボロの舗道からの考察

寒い寒いと言っていましたが、春は必ずやってきます。札幌もだいぶ雪解けが進んできました。そこでびっくりするのが穴だらけの幹線道路。石狩街道もJR札幌駅前通りもひどいものです。今年は例年になく荒廃した通りが多いように感じます。まるで未舗装だった50年くらい前の田舎道のよう。これが人口190万の政令指定都市の道路かと思うと、何だか恥ずかしい気さえしてきます。

ここまでボロボロになるには、きっと原因はあるのでしょう。融雪剤の影響? 滑り止めに撒く礫のせい? 寒暖差が激しかったから? 単純に通行量の増大? 舗装材料の劣化? そもそも施工が悪かった? はっきりとはわかりません。

こんな状況を見て頭に浮かぶのが、もう初雪が降ろうかという時期に始まる道路工事。水道管なのかガス管なのかわかりませんが、アスファルトをはがしてせっせと工事をしはじめます。雪が降ったら、灯油をガンガン焚いて解かし、それから昨日の続きをやる。寒いは、手間はかかるは、とても効率的な仕事とは思えません。穴だらけのボロボロ道路は、寒い時期の工事が関係していると思うのですが……。こんな愚かしいことを何の文句も言わずに国の予算執行に合わせてやっている。国会議員も道庁も何も感じないのでしょうか。

日本は南北に長く、北海道と沖縄では、気候風土はまったく違います。当然、お金の使い方もそれぞれの地域で違うのです。それを東京で決めること自体、ナンセンスもいいところ。東京の支配下にある限り、北海道は浮上しません。沖縄も同様です。補助金漬けにさせられて、自ら考えることをやめてしまった結果が、この体たらくなのです。なぜ一括交付金をもっと強く求めないのでしょうか。国の出先機関の存在をいつまで認めるつもりなのでしょうか。

体制を変えるには相当なエネルギーを必要とします。ましてや先頭に立ってみんなを引っ張っていくような人は、死も覚悟しなければなりません。既得権益を死守したい人、体制が変わっては都合の悪い人たちから暗殺されるでしょう。要は、そこまでの覚悟を持った人が現れるかどうかなのだと思います。

ものごとを変えようと思ったらトップに上り詰めるほかありません。どんなに覚悟があったとしても、いきなりトップにはなれませんので、さまざまなステップを踏んで実力をつけていく。いわゆる出世です。しかし、世の中、本当に実力のある人が出世するとは限りません。大概は、世渡りのうまい人、愉快で口のうまい人が出世するケースが多いようです。それはそれで、よく言えば“人間力”なのでしょうから、否定はしません。ただ、そこにブレない信念とか、熱いパッションがあるかというと疑問です。

上にいけば上にいくほど、いい意味での“人間力”が問われます。志があるか、人を引きつける魅力があるか、胆力があるか……。翻って自身をみれば、その未熟さに落ち込むばかりです。とはいっても、それほど落ち込まない主義でもあります。“身のほど”を知っているつもりですから。

さて、財界さっぽろ4月号ですが、本来であれば15日の今日が発売日です。ところが天候不順のため本州からの書籍搬入が遅れ、店頭での販売は明日16日からとなります。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。明日はお早めに書店、コンビニへ。(鈴木正紀)