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日本たばこ産業(JT)北海道支社掲載号:2019年1月号

写真大 「紙巻、加熱式ともに、多様なニーズに応えられる商品を提供していきたい」と語る柏倉秀亮北海道支社長

写真 窓の一部に換気扇を設置するタイプなら比較的低コストで喫煙室を設置できる 写真 加熱式たばこ専用デバイスであるプルーム・テックのみOKの店が札幌だけでも約150店舗

新商品2種投入。加熱式たばこ市場で反転攻勢

 吸う人・吸わない人が共存できる社会

 18年7月、改正健康増進法が成立し、20年4月からは喫煙ルールが大きく変わることとなった。「日本たばこ産業」(JT)では、非喫煙者に配慮した喫煙環境整備に向けて、これまで以上に取り組みを強化していく意向だ。

「改正健康増進法の施行によって、至るところが禁煙になるという印象を持っている方も多いと思いますが、施設の類型によりルールが異なります。

 飲食店を例にご説明すると、原則として喫煙専用室以外は屋内禁煙ですが、経過措置があり、個人または資本金5000万円以下の中小企業が経営する客席面積100平方メートル以下の既存飲食店では、喫煙標識を掲示すれば喫煙が選択可能となっています。

 また、加熱式たばこは紙巻たばこと異なる措置があり、加熱式たばこ専用喫煙室内では飲食等も可能となります。このように、すべての場所が屋内全面禁煙ということではありません。

 私たちは、望まない受動喫煙を防止するということには賛成ですが、過度な規制はあるべきではないと考えます。まずは、改正健康増進法が全面施行されるまでに事業者の方々がルールを理解し、必要な措置を講じることが重要であると考えます。自治体によっては、国の法律より厳しい基準を条例によって設ける動きがあるようです。自治体ごとに異なる条例ができると事業者の方々だけでなく利用される方々にも混乱を与えかねません。複雑なルールを作るのではなく、まずは法律の正しい理解促進と必要な措置が重要であると考えます。

 吸われる方も吸われない方も共存できるバランスのとれた社会。これが理想であり、目指している姿です」と、柏倉秀亮北海道支社長は力を込める。

 焦点となっているのは受動喫煙。非喫煙者に迷惑をかけずに喫煙できる環境を用意できれば良いのだが、飲食店やオフィスからはどのように分煙したら良いのかわからないという声が相次ぐ。そこで同社では、分煙コンサルタントが分煙を希望する店主や事業主に無償でアドバイスをしている。北海道支社では、18年10月に分煙コンサルタントを8人から21人に増員し、サポート体制を強化した。

「喫煙環境整備のメニューは1つではなく、さまざまな選択肢があります。低コストで喫煙室をつくることも可能です。気軽にご相談ください」と柏倉支社長は呼びかける。

 拡大を続ける加熱式たばこ市場

 ここ数年、たばこ業界で注目されているキーワードが〝加熱式〟。加熱式たばこは、たばこ葉を使用し、たばこ葉を燃焼させることなく、発生する蒸気(たばこベイパー)を楽しむ製品だ。

 加熱式たばこには、「高温加熱」と「低温加熱」の2つのタイプがある。JTは、18年6月に全国発売を開始し、紙巻たばこ換算ベースで18億本を販売。右肩上がりで増え、北海道でも愛用者が目立つ。

「加熱式たばこは、燃焼による煙が発生しないため、紙巻たばこに比べ、健康懸念物質やにおいが低減されています。私たちは、たばこを吸われる方と吸われない方が共存できる社会の実現に貢献しうるものであると期待しています」(柏倉支社長)

 すでに基本的には紙巻たばこが吸えない場所でも加熱式たばこは使用可という店が出てきている。

 また、加熱式たばこ専用デバイス「プルーム・テック」のみ使用可とする飲食店も増えており、「プルーム・テック・オンリー」というステッカーの貼付やプレートが置かれている。全国では約3000店、札幌市内だけでも約150店舗もある。オフィスでもプルーム・テックのみOKとする企業も出始めている。

 同社では、20年末までに加熱式たばこ市場でシェア40%を大目標として掲げている。この実現に向け、19年は新たに高温・低温の2種類の新商品をリリースする。

「18年は市場の裾野を広げていくことに注力しました。19年はその土台を生かし、新製品も加えて、反転攻勢。武器はそろいました。攻勢に向けた非常に重要な年と位置づけています」(柏倉支社長)

基本データ

住所:
札幌市中央区北3条西15丁目1‐8 JT札幌ビル
TEL:
011・643・1122
URL:
https://www.jti.co.jp/

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