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医療法人札幌ハートセンター 札幌心臓血管クリニック掲載号:2019年1月号

写真大 心臓カテーテル治療で全国一となった「札幌心臓血管クリニック」

写真 藤田勉理事長 写真 札幌心臓血管・透析クリニック 写真 北海道で初めて導入された「IQonスペクトラルCT」 写真 手術室は3室完備。そのうちの1つがハイブリッド手術室となっている 写真 カテーテル治療室は6室を完備。虚血性心疾患や不整脈の治療を同時におこなうことができる

100年続く病院を目指し第4期計画を始動

  カテーテル治療で全国一の実績

 医療法人札幌ハートセンター(藤田勉理事長)が運営する「札幌心臓血管クリニック」(道井洋吏院長)は、18年4月に開院10周年を迎えた。

 現在では、心臓カテーテル治療の第一人者である藤田理事長と、心臓血管外科治療に高い実績を持つ道井院長、さらには下肢末梢血管治療が専門で、組織・経営の分野にも詳しい佐藤勝彦最高執行責任者(COO)兼理事のトロイカ体制のもと、あらゆる心臓疾患治療をおこなっている。

 このことは厚生労働省がまとめた16年の「心臓カテーテル治療実績調査」結果にも明確に表れており、同クリニックの年間2123人という患者数は全国1位にランクされている。これに心臓外科手術を加えると、現在も年間3000超の症例実績がある。

 また、近年増加傾向にあって同クリニックが実施認定施設となっている大動脈弁狭窄症の最新治療「タビ」(TAVI=大動脈弁置換手術)も年間100症例近くおこなっている。手術件数は1日10~20件、外来診療は1日200件に対応しているという。

「症例数が日本一と公表されたことで、ますます責任の重さを感じています。10周年の節目を迎え、従来にもまして〝心を込めて〟という診療の原点に徹し、最先端の治療の提供に努めます」と藤田理事長は語る。

 アジアナンバーワン治療拠点へ着々と

 その言葉を裏付けるのが、19年6月から実施する北海道初の2つの最先端治療だ。 

 1つは「マイトラルクリップ」で、重症な僧帽弁閉鎖不全に有効とされるカテーテル治療の一種。もう1つは「ウオッチマン」と称され、心臓の不具合が原因で起こる脳梗塞の予防効果が期待されるカテーテル治療。どちらもまだ日本では治療実績の少ない施術で、患者負担の軽減、治療領域の選択肢拡大につながると期待されている。

 また、循環器疾患と関連治療が多い透析についても18年末に新たな医療法人「札幌心臓血管・透析クリニック」が認可。すでに診療が開始されている。

 さらに、18年7月には医療データの統括管理や論文発表の分野を担当する部署「臨床研究戦略部」を設けた。ここでは専任医師と4人のスタッフを配し、医療実績をデータベース化。論文発表に活用すると同時に、国内外への情報発信や院外の医師にも利用を呼びかける。

 藤田理事長は次の10年に向けて新構想を練るとともに〝100年続く施設〟として将来を展望する。

 当面は第4期計画として、現在の施設に隣接する用地を確保して心臓リハビリセンターを新設するほか、カテーテル室の増設、集中治療室(ICU)拡張などを進める。

 また、これら整備と並行して医療ロボット「daVinci(ダ・ヴィンチ)」の導入も進める方針だ。

 100年を展望する計画としては、18年に連携したアジア最大級の医療経営組織(香港)と協力して、アジアナンバーワンとなる心臓血管治療の拠点づくりを目指す。

「札幌市内2カ所と東京、ニセコにサテライトクリニックを開設する構想を具体化し、次代に向けた基礎固めの一環としたい」(藤田理事長)としている。

基本データ

住所:
札幌市東区北49条東16丁目
TEL:
011・784・7847
URL:
http://www.scvc.jp

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