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医療法人札幌ハートセンター札幌心臓血管クリニック掲載号:2020年1月号

写真大 地下鉄駅や大型スーパー前など、最寄りの駅から無料送迎車を発進

写真 藤田勉理事長・院長 写真 道内では最初に導入された「IQONスペクトラルCT」 写真 僧帽弁治療で使用する 「マイトラクリップ装置」 写真 手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」 写真 年に2回、市民向けに開催されている「札幌ハートセミナー」 写真 胸痛センターのロゴマーク

僧帽弁治療で「マイトラクリップ」を導入。20年からはダ・ヴィンチが稼働

  全国から患者が訪れるカテーテル治療

 医療法人札幌ハートセンターが運営する「札幌心臓血管クリニック」は、08年に循環器単科医院として19床からスタート。現在では85床を有し、在籍する24人の医師のもと、循環器内科、心臓血管外科を柱に、不整脈外来、下肢静脈瘤外来をおこなっており、近隣において透析クリニックも運営している。
 開院以来、高く評価されてきた1つに心臓カテーテル治療がある。藤田理事長を中心に、18年は2363症例、19年は2600症例(11月末現在)を数え、全国最多の実績となっている。加えて、外科手術も年間400の症例を誇る。
 19年は、近年増加傾向にある僧帽弁閉鎖不全症をカテーテルで治療する「マイトラクリップ」を導入した。
 マイトラクリップは、カテーテルを用いて治療するため、胸を切開する従来の心臓手術よりも体にかかる負担が少ない。また心臓を停止させる必要がない(人工心肺を使用しない)ので、開胸手術ができない、あるいはリスクが高い患者に対しても施術が可能。僧帽弁の前尖と後尖をつなぎ合わせ、僧帽弁の逆流を減らすことで心不全症状の改善、生活レベルの向上が期待できるという。
 すでに導入されている大動脈弁狭窄症の高度治療法「タビ」(TAVI)とともに、弁膜症治療をより一層強化する体制となった。
 さらに20年早々からは手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」の稼働も予定している。胸腔から内視鏡を挿入して患部を治療するもので、胸を切開しておこなう手術に比べると術後の回復が早い。入院期間も短くて済み、患者側の負担が大幅に軽減されるという。

  増・改築計画でリハビリ施設も

 これらに加えて、20年からはかねてから計画してきた大幅な増・改築による第4期計画にも本格的に取り組む。
「リハビリセンターの開設をはじめ、現在6室のカテーテル治療室を10室に増やすなど、大幅なリニューアルを考えています」(藤田理事長)
 このリニューアルは藤田理事長が描く〝100年続く病院〟へ向けての基盤整備であるとともに、中国の医療機関と連携してアジアナンバーワンの心臓疾患治療機関として飛躍するステップにもしたい考え。すでに管理・事務部門では中国で進んでいるIT化によるペーパーレス、キャッシュレスなどのノウハウを習得中だ。
 治療体制の充実に加えて力を入れているのが、心臓疾患について多くの人に正しい知識を持ってもらうための啓蒙活動だ。
 毎年、札幌を中心として道内各地で医療講演会「札幌ハートセミナー」を開催。藤田理事長をはじめ、循環器系の専門医でもある佐藤勝彦最高執行責任者兼理事らが講師を務め、心臓疾患に関する基本的な知識や治療法、最新医学情報などを、スクリーン映像を使いながらわかりやすく解説。20年も5月の札幌のほか、秋の開催を予定している。
 こうした機会以外にも19年6月から心臓、循環器に関して気軽に相談できる「胸痛センター」を開設した。フリーダイヤルは0120・873(話そう)・810(ハート)で、同院の専門医師が直接対応してくれる。

基本データ

住所:
札幌市東区北49条東16丁目
TEL:
011・784・7847
URL:
http://www.scvc.jp

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