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サッポロ不動産開発掲載号:2020年1月号

写真大 「地域のなかでハブのような役割を担いたい」と語る立山正之札幌事業本部長

写真 サッポロファクトリーの来館者はファミリー層が増加している

「住みたい街」「訪れたい街」に向けてリニューアルを実施

健康やキッズを意識したフロアが誕生

 サッポログループの不動産事業を手掛ける「サッポロ不動産開発」。その事業の中核をなしているのが複合商業施設「サッポロファクトリー(以下、ファクトリー)」だ。
 業績は引き続き好調で、19年10月に消費増税があった後も勢いは衰えなかった。ホテルクラビーサッポロを運営するホテル事業も同様に堅調に推移。日韓問題などでインバウンド需要が落ち込んだがトータルではプラスを維持した。
 周辺の創成川イーストエリアでは、ファクトリーに直結した2棟のタワーマンションも含めて建設ラッシュが続いた。ここ数年で住民が2倍になるなど環境が激変しており、そうした状況に合わせてファクトリーでは館内のリニューアルを実施中だ。
 18年11月には第1弾として「上質な日常」をテーマに3条館2階に6店舗がオープンした。
 19年4月には第2弾として2条館2階をリニューアル。「アクティブスタイル」をテーマに、スポーツライフスタイルブランドを集積したフロアとした。新店を含む8店舗が開業したあと、19年7月にはカナダ生まれのアウトドアブランド「アークテリクス」もオープン。多くのにぎわいを見せている。
「中央体育館が移転し、北ガスアリーナ札幌46が開業した。地下鉄駅からの導線上にファクトリーがあることから、健康やスポーツに関する店舗を集約することにしました」と立山正之札幌事業本部長。
 地域にファミリー層が増えるとともにスポーツに関心のある人も増加。ラグビーW杯の際には売り上げが通常の5倍になった店舗もあった。

来店してもらうために体験と消費を追求

 そうした需要に応えるため、19年11月には2条館1階を「キッズ&ファミリーゾーン」にリニューアル。教育や体験、専門アイテムなどを提供する6店舗がオープンした。
 なかでも注目を集めたのが200坪以上の規模にリニューアルした「おもちゃのヨシダ 大空」。ジグソーパズルのほか、知育・木育玩具、くもんパーク、学研ショップなど、触って遊べるおもちゃが勢ぞろいしている。
 また、同フロア内に新設した「キッズステーション」は、ファミリー層に人気のアウトドアブランド「ロゴス」がプロデュース。実際のテントなどを使ってキャンプ遊びができるため、ここを目当てにやってくる親子もいるという。
 また、このリニューアル後、「貸出用のベビーカーを追加した」というエピソードからも、ファミリー層が増えている様子がうかがえる。
 いまや買い物はネットショッピングが隆盛を極めている。そのなかで、ファクトリーへ来店してもらうためには理由がいる。それが〝体験〟や〝コト消費〟だ。
 立山本部長は「札幌市にはコンパクトシティ計画もあり、『住みたい街』『訪れたい街』になるためのエリアづくりが鍵になる。ハブのような役割を担い、地域を巻き込んで回遊できるようなイベントも考えていきたい」と構想を語る。
 その一環としてVRを使ってキャンプの疑似体験ができるイベントや会員組織づくり、ツアーなども構想中。
「19年はリニューアルで一部エリアは閉店期間もありましたが、来客数も売上高も上昇しました。20年はようやく一通年営業ができる。期待は大きい」と立山本部長。20年も進む道の先は明るそうだ。

基本データ

住所:
札幌市中央区北2条東4丁目1‐2
TEL:
011・207・5000
URL:
http://sapporofactory.jp

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