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サスティナビリティ(4)
札幌は緑豊かか?(続)
更新日:2007年12月30日

    

 さっぽろテレビ塔から市街地を見ると、札幌市街区域の緑被地が19.9%しかないことが実感できる。ビルが林立しており、その間には樹木がほとんど植えられていない。ビルの間の僅かな空間には青空駐車場があちこちに見られ、殺伐とした印象を受ける。周辺地区の豊かな緑と対照的でもある。
 前回でも触れたように、札幌市の周辺地区を含めた緑被率は他都市に比べ高いだろうが、市街地区および周辺住宅地に限った緑被率は必ずしも高くない。
 札幌市は「みどりの基本計画」を平成11年度に策定し平成32年度までに完成しようとしている。「世界に誇れる環境の街札幌、人とみどりが輝く札幌」を計画の理念として各種施策実施している。その基本方針は「市民参加でみどりを育てよう」「いまあるみどりを時代に残そう」「身近なみどりを増やそう」とのことである。 ここで欠けているのは企業の参加ではなかろうか。何の変哲もないオフィスビルの周りには申し訳程度の植木しかなく、アスファルトでおおわれた駐車場を花で飾る企業は極めて少なく、「世界に誇れる環境の街札幌」とはほど遠い“環境”となっている。
 札幌市環境局みどりの推進部では「マイタウン・マイフラワープラン」事業で、市民の自主的な緑化活動を後押ししていると聞く。住宅地における市民参加のみではなく、市街地区域にオフィスを持つ企業の積極的な参加を促す必要があろう。 サステイナビリティをテーマとする北海道洞爺湖サミットで、札幌を訪れる方々も大勢いるだろうし、数億の人達が放映された画面で札幌を見るだろう。今から出来ることは、まずオフィスビルの周りに木々を植えることであり、花で飾ることだろう。市民、企業によるいっそうのボランティア活動が期待される。
 しかし、長期的には街路樹の整備とオフィスビル敷地に緑の空間を設けるような誘導規制処置が必要となろう。  
 札幌を訪れる方々に幻滅を与えないためにも、そして札幌や北海道にあこがれる人々を増やすためにも。