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サスティナビリティ(2)更新日:2007年11月15日

    

 前回では詳しく説明しなかったが、サステイナビリティは維持・持続させるという意味のサステインからきており、持続的発展性といわれている。
 1980年代に欧米で提唱され始めたコンセプトで、地球環境の保護または保全(サステイナビリティデベロプメント)として用いられている。
 今、世界では「森林の縮小」「砂漠の拡大」「漁業の危機」「地下水位の低下」「土壌の侵食」「大気中の二酸化炭素の上昇」「気温上昇」「氷山や氷河の溶出」「生物種の絶滅」が進行中であり、これらが食糧問題に直結している。穀物価格の上昇もほぼ確実視されており、現在順調に推移しているかに見える世界経済の発展が止まる可能性も論議されている。
 サステイナビリティは地球環境保護のため全世界が立ち上がらなければならないとの行動指針でもある。
 また、今後の話を進めるにあたってLOHAS(=ロハスLifestyle Of Health And Sustainability)も紹介したい。健康と地球環境を大事にする生活の仕方と訳しましょうか、地球環境保護と健康な生活を最優先し、人類と地球が共存共栄できることを生活の信条としている人たちの総称である。
 今、ロハス人口は米国とヨーロッパで大きく伸びており、米国では26%の人たちが健康や環境への関心が高くそれを買い物などの行動に移している。ヨーロッパでは35%にも上っているとのことだ。これらのロハス層は、自分の価値観や考え方に合う企業の商品やサービスを選び、地球環境維持に配慮した商品であれば価格が20%高くとも購入する。レオナルド・ディカプリオはロハス層の代表であり、昨年のオスカー受賞時には他の受賞者が豪華な車で登場する中、環境にやさしいハイブリッドカー、トヨタ・プリウスで登場し喝采を浴びていた。
 企業責任と共に、増加するロハス層に対応するため、小売業でも環境保護の施策を次々と打ち出している。世界最大の小売業ウォールマートは、昨年来最大の企業戦略をサステイナビリティとし、化学繊維商品やポリ容器の削減、自然エネルギーの利用、輸送効率の向上によるガソリン使用の削減に取り組んでいる(これについては別途詳細に記載)。
 北海道洞爺湖サミットを機会に北海道にロハス人口を増やし、一人ひとりが自然環境を守る姿を世界アピールしたいものである。この方向性が北海道の経済を活性化させる上で今後大きなパワーになっていくと思われる。

 道外の方々、さらには世界の人達に北海道への観光、移住、オフィス移転を長期にわたってアピールするため、北海道洞爺湖サミットは格好の機会であり重要な第一歩である。
 環境の保護・保全はそこに住む人々の理解と生活スタイルに大きく依存するものであり、国や研究機関の役割よりもはるかに大きいものだ。自然と共生する北海道の姿を是非世界に向かってアピールしたいものである。
 国や道はサミットをテロから守り安全に運営する事に全力を挙げると思われ、北海道の豊かな自然環境とサステイナビリティへの取り組みについては、道民一人ひとり、さらには企業各社がこの役割を担う必要がある。またとない機会を実りあるものにするため、今から活動しなければならない。