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桑園整形外科-膝
取材日:2017年7月

写真大 東 裕隆理事長・院長 あずま・ひろたか/1992年北海道大学医学部卒業後、市立札幌病院救急部勤務。93年北大医学部整形外科入局。2000年カルガリー大学(カナダ)留学。03年市立札幌病院整形外科副医長を経て、07年開院。11年医療法人社団くわのみ会を設立し理事長・院長に就任。日本整形外科学会認定整形外科専門医。

写真 傷口はわずか5~9センチ。抜糸も不要だ 写真 模型を使いながら説明するため膝の状態が患者にもよくわかる

オペは道内限定。低侵襲を追求した人工関節置換術

 変形性膝関節症の治療で、道内のみならず全国的にも名前が通っている桑園整形外科の東裕隆理事長。全国誌でもたびたび紹介され、一時は日本中から患者を受け入れていたが、現在は「メスを入れるのは道内在住の患者さんに限定しています。遠隔地ではしっかりとした術後のケアができません。手術も術後の経過も自分自身で診たい」とその理由を説明する。
 つまり東理事長の手術が受けられるのは道民だけ。北海道に住んでいるから享受できるメリットだ。
 変形性膝関節症は、膝のクッションの役割を果たしている軟骨や半月板が徐々にすり減り、痛みが出る疾患。すり減った軟骨は再生できないため、痛みが強かったり、歩けない場合は膝関節の表面を取り除き、人工関節に置き換える「人工関節置換術」をおこなう。
 東理事長は、人工関節置換術を累計2000例以上、年間200例以上をコンスタントに執刀している。術式は傷口が小さい小皮切(MIS)という最小侵襲手術。そのMISの中でも小さな切開で手術するため、傷口はわずか5~9センチ。従来の3分の1程度まで小さくなる。
 入院期間も短く、長くても2週間程度。見た目も良く、靱帯などの健康な筋組織への影響も最小限。抜糸も不要にし、患者の負担を大幅に軽減している。 
 それでも「手術は最終手段」だという。高齢者に多い病気だけに、手術を希望する患者に対しても保存治療での回復を勧めている。リハビリによる筋力訓練、湿布など消炎鎮痛剤の使用、ヒアルロン酸注射、日常動作の指導・改善などにより、手術をせずに痛みを緩和し、快適な日常生活を送っている患者は多数いる。
 関節リウマチによる足指変形に対しても高い執刀技術を持つ。
従来の関節切除ではなく、骨の長さを調整して関節を残す足指関節温存手術ができる。
「関節を切除してしまうと、べた足でしか歩けず、走ることもできなくなります。術後の生活に支障がない足指関節温存手術は、患者さんに大変喜ばれています。リウマチは寛解まで期待できるようになりましたが、足指変形は避けられません。悩んでいる患者さんはご相談ください」と呼びかける。

基本データ

企業名:
医療法人社団くわのみ会 桑園整形外科
住所:
札幌市中央区北8条西16丁目28‐30
TEL:
011・633・3636
URL:
http://www.dr-azuma.net