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桑園整形外科-膝
取材日:2017年1月

写真大 東 裕隆理事長 院長 あずま・ひろたか/1992年北海道大学医学部卒業後、市立札幌病院救急部勤務。93年北大医学部整形外科入局。2000年カルガリー大学(カナダ)留学。03年市立札幌病院整形外科副医長を経て、07年開院。11年医療法人社団くわのみ会を設立し理事長・院長に就任。日本整形外科学会認定整形外科専門医。

写真 傷口はわずか5 ~ 9センチ。抜糸も不要だ 写真 模型などを使い患者に症状と治療法をわかりやすく説明する

小さく切開、抜糸も不要の膝人工関節置換術

「桑園整形外科」には、膝の痛みを抱える患者が数多く通院している。変形性膝関節症において国内有数の実績を持つ東裕隆理事長がいるからだ。
 変形性膝関節症は、膝のクッションの役割を果たしている軟骨や半月板が徐々にすり減り、痛みが出る疾患。進行するとその下の骨まで破壊され、強烈な痛みを引き起こす。1日に何度も曲げ伸ばしを繰り返す関節の〝勤続〟疲労だ。
 この病気が厄介なのは、すり減った軟骨が再生できないから。「痛みが強い」「歩けないほど悪化している」ケースでは膝関節の表面を取り除き、人工関節に置き換える手術が必要となる。
 東理事長は、人工関節置換術を累計2000例以上、年間200例以上をコンスタントに執刀するエキスパート。全国に2カ所しかない「医師のための人工膝関節研修施設」にも指定。〝医者の先生〟としても活躍している。
 手術は傷口が小さい小皮切(MIS)という最小侵襲手術でおこなう。しかも東理事長はMISの中でもさらに小さな切開で手術ができるため、傷口はわずか5~9センチ。従来の3分の1程度まで小さくなる。入院期間も長くて2週間と短期間。見た目も良く、靱帯などの健康な筋組織への影響も最小限だ。さらに抜糸も不要にし、患者の負担を大幅に軽減している。 
 それでも東理事長は「高齢者に多い病気ですので、手術をしないで済むのであればそれに越したことはない。すぐに手術を希望する患者さんもいますが、できる限り保存治療で回復させています」と慎重。
 保存治療はリハビリによる筋力訓練、湿布など消炎鎮痛剤の使用、ヒアルロン酸注射、日常動作の指導・改善など。これらの治療により痛みを緩和できるようであれば手術の必要はない。
 関節リウマチでも高い執刀技術を発揮している。近年では寛解も期待できるようになった関節リウマチだが、足指変形は今なお課題として残っている。
 東理事長は、従来の関節切除ではなく、骨の長さを調整して関節を残す足指関節温存手術で執刀している。
「関節を切除してしまうと、べた足でしか歩けず、走ることもできなくなります。術後の生活に支障がない足指関節温存手術は患者さんに大変喜ばれています」と語る。

基本データ

企業名:
医療法人社団くわのみ会 桑園整形外科
住所:
札幌市中央区北8条西16丁目28‐30
TEL:
011・633・3636
URL:
http://www.dr-azuma.net