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東京農業大学 生物産業学部
取材日:2017年5月

写真大 黒瀧秀久学部長 (くろたき・ひでひさ)青森県生まれ。東京農業大学農業経済学科卒業。同大学院博士後期課程修了後、同農業経済学科副手。その後1989年に生物産業学部開設に伴い産業経営学科(現 地域産業経営学科)着任、2014年に学部長就任。農業経済学博士。全国農学系学部長会私立大学部会長。

写真 昨年10月に開催された「オホーツク農大マルシェ」

学部創設30年を機に、キャンパス名と学科名を改めて体験型教育を実施

 ――貴学部は地域との強い結びつきを特色の1つにしています。
 黒瀧 オホーツク地域は、大学の理念である〝人物を畑に還す〟をモットーにした実学主義を実現する最適の場です。網走寒冷地農場をはじめとする附属施設を活用する実習や研究にさまざまな具体例が見られ、本学創設者である榎本武揚先生が言われた「理論と実践の両輪合わせてこそ完全な教育」を実感します。
 ――2018年は学部創設30年目を迎えます。
 黒瀧 新たな時代へのステップとして、まずキャンパス名を「北海道オホーツクキャンパス」と変更し、北海道の地域個性をより強く出していきます。そして現在の「生物生産学科」を「北方圏農学科」に、「アクアバイオ学科」を「海洋水産学科」に、「食品香粧学科」を「食香粧化学科」に、「地域産業経営学科」を「自然資源経営学科」にと、4学科すべての名称を改めます。特に自然資源経営学科は、生物産業があって成り立つ観光事業の研究に本格的に取り組みます。エゾシカをはじめとする生態系、自然資源の管理とツーリズムの連携分野を創出していくという新しい学問研究です。
 いずれも全国の大学では初めてとなる学科名で、学部名とともに地域個性の発揮につながると考えています。また、できるだけ学際領域を融合させ生物産業学を1つの体系にする目的もあります。これも30年の実績と成果があってこそと思っております。
 ――他にも新しい教育プログラムの展開は。
 黒瀧 学部創設30年に合わせたプログラムの1つとして新しい体験型、フィールド型プログラム「田んぼの学校」と「森の学校」を実施します。「田んぼの学校」は稲作の苗づくりから除草、収穫まですべての作業を体験するものです。新入生には農業をトータルで体験した上で専門研究に入ってもらっています。「森の学校」オホーツクの亜寒帯森林での林業体験です。
 ――従来からの自治体や企業との連携が進展しています。
 黒瀧 オホーツク地域以外の自治体、例えば登別市とも昨年末に包括連携協定を結びました。登別市は温泉で有名ですが、酪農分野での共同研究、人材育成を進めて6次産業化を中心とした地域創生に寄与していこうという狙いです。また、今年4月には東京農大全学として北海道と連携協定を結び、攻めの1次産業、人材育成、交流人口の拡大、食品の販路拡大などに大学が持つ技術や知見を提供していきます。当然、本学部の役割も重要となります。
 ――環オホーツク海圏域を中心とする国際交流にも進展がある。
 黒瀧 ロシア極東地域や北東アジア地域とは農業、食、環境などをテーマとした交流実績がありますが、さらにロシア・サンクトペテルブルグにある大学などと新たな研究プログラムによる交流準備が進んでいます。
 ――入試では学費などの減免がある榎本武揚フロンティア入試が人気です。
 黒瀧 この入試で入学した学生は能動的な人材が多く、アルバイト先でも非常に好評です。来年度も枠を25人予定しています。他にも新たな自己推薦入試として「大自然に学ぶ北海道入試」という枠を新設します。
  ――就職も高実績です。
 黒瀧 今年の卒業生平均も95%以上の実績でした。
 ――地域イベントやスポーツ活動の話題も豊富です。
 黒瀧 昨年の秋のオホーツク収穫祭はオホーツク農大マルシェと合わせて1万5000人超と、過去最高の来場者を記録してより地域への密着度を深めています。またオホーツク網走マラソンでの支援ボランティアも定着して感謝されています。スポーツ活動では硬式野球部が今年春に3年連続15度目の全日本大学選手権大会出場を果たしました。ウインタースポーツではカーリング部が全国で上位入賞し、今後が期待されます。

基本データ

企業名:
東京農業大学 生物産業学部
住所:
網走市八坂196番地
TEL:
0152・48・3814(入試課)
URL:
http://www.nodai.ac.jp/
教育:大学