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大谷地病院
取材日:2018年1月

写真大 田尾 大樹理事長・院長 たお・ひろき/1996年昭和大学医学部卒業。国立国際医療センター、東京都立松沢病院に勤務。米国留学後、北大病院を経て2005年から大谷地病院勤務。12年院長。14年理事長就任。

写真 地下鉄大谷地駅から徒歩12分 写真 広々と落ち着いた待合室 写真 明るく開放的な喫茶ブース

認知症患者と家族を支える治療環境の整備に尽力

 認知症は放置すれば、怒りっぽさや妄想を理由に家族への暴力や近隣とのトラブルを引き起こしたり、徘徊や危険運転で交通事故の危険性も増す。そのため早期の治療が重要だ。
「物忘れの症状以外に、慣れた道具が使えない、料理がうまくできないなど生活に支障をきたすなら認知症を疑って下さい」と大谷地病院の田尾大樹理事長。
〝一人でも多くの人を笑顔に〟をモットーに、認知症患者の治療と家族へのサポートに力を入れており、札幌市内で独自の「認知症疾患サポートセンター」を院内に開設。認知症が疑われる患者や家族の相談窓口になっている。
「患者本人ではなく、診察への付き添いと称して連れ出したり、主治医がいる場合は、当院から根回しもおこなって来院をうながす方法も伝えています」と話す田尾理事長。
 緊急を要する患者には24時間体制の救急病棟で対応にあたっている。
 入院は、日常から切り離すことで「興奮」や「幻覚」といった症状の緩和を目的としており、投薬は暴力行為が見られる患者の鎮静など最小限にとどめている。
「投薬は眠気や動きが緩慢になるので、リハビリも並行しておこない、退院後も日常生活ができるようにしています」
 精神科の平均在院日数は280日だが、同院は135日と半分以下。
 民間病院では珍しく認知症看護認定看護師が在籍。医師、介護士と連携してフォローしている。
 退院後は遠距離在住だったり高齢で介護できない家族のため、認知症専門の高齢者施設なども紹介する。
「認知症と診断されれば介護保険が使えます。介護保険の申請や介護サービスの相談にも応じています」
 また、高齢者は合併症も抱えているため内科も併設。高齢者施設などへの訪問診療もおこなっている。
 一昨年に石狩市の「熊谷病院」を合併。より幅広い地域での診療が可能となった。
「認知症治療には終わりがありません。一人で抱え込まず、まずは相談して下さい」と田尾理事長は語る。

基本データ

企業名:
医療法人重仁会 大谷地病院
住所:
札幌市厚別区大谷地東5丁目7­‐10
TEL:
011・891・3737
URL:
http://www.ohyachi-hp.or.jp/